sE Electronicsからコンデンサーマイク&リボンマイク登場、GEMINI 5、G2500、Voodoo VR1/VR2

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フックアップは、イギリスsE Electronics(エスイーエレクトロニクス)社のコンデンサーマイクとリボンマイク、各2機種を発売する。

新たに発売されるのは、コンデンサーマイクはハイブリッドタイプの「GEMINI 5」とFETタイプの「G3500」、リボンマイクはパッシブタイプ「Voodoo VR1」とアクティブタイプ「Voodoo VR2」の合計4機種。

●ハイブリッドタイプのコンデンサーマイク「GEMINI 5」

ハイブリッドタイプのコンデンサーマイク「GEMINI 5」は、ハイエンドモデルとして実績のあるベストセラーチューブコンデンサーマイク「GEMINI II」を基にチューブマイクとFETマイクを一体化、同時に2種類のマイクを使用できるという大変ユニークな仕様。1本でさまざまな用途に使えるモデルとなっている。

それぞれの出力は付属の専用電源から個別に出力されるので、1本で2本分のコンデンサーマイクとして働く。録音ソースによっていずれかのキャラクターのみを採用するのも良し、また同時に別トラックへ録音後にミックするのもいい。実際に2本立てるわけではないので、位相的な問題を排除しながら2本分のマイクとして扱えるのもポイントだ。コンデンサーマイクをまず1本ほしい場合に、キャラクター違いのものを一度に揃えられるというのもメリットだ。すでにコンデンサーマイクを持っている場合でも、収録時の柔軟性を追及できる1本でもある。

◆GEMINI 5(ジェミニファイブ)
価格:オープン(価格:オープン(実勢価格 115,500円)

●FETタイプのコンデンサーマイク「G3500」

FETで構成した「G3500」もやはり「GEMINI II」を基にしたモデルだが、チューブとは異なるパンチの効いたキャラクターを実現しているのが特徴。「GEMINI II」と同じカプセルを採用しながら、こちらはFETのみで構成。パンチのあるリードボーカルや輪郭のはっきりしたアコースティックギターには特に適している。

◆G3500(ジー3500)
価格:オープン(価格:オープン(実勢価格 84,000円)

●リボンマイク「Voodoo VR1」、「Voodoo VR2」

独自のノウハウを活かしたリボンマイクで、VR1はパッシブタイプ、VR2はアクティブタイプ。独自の物理的な内部機構により、リボンマイクながら高域までフラットな特性を実現しているのが特徴だ。

昨年、Rupert Neve Designs社とのコラボレーションにより開発されたリボンマイクロフォン「RNR1」は、世界でも類を見ない20Hz~20kHzという驚くべき周波数特性を実現。Rupert Neve(ルパート・ニーヴ)氏がこだわるトランスフォーマーとRupert Neve Designs社設計の電子回路が、sE社のマイクに新たな生命を吹き込んだといえるものだ。そして、今回登場するsE Voodooシリーズリボンマイクロフォンは、「RNR1」の開発を経たsE社の創業10周年にふさわしい、画期的なリボンマイクとなっている。

sE社のCEOであり開発責任者のSiwei Zou(スウェイ・ゾウ)の設計による機構(特許出願中)により、収録される音がリボンに到達するまでの経路を工夫することで、高い周波数特性を実現しているのが見所。今までのリボンマイクはどうしても高域不足になるため、コンデンサーマイクと併用することが多く、その場合位相問題を回避するためにはノウハウが必要だった。このVoodooシリーズであれば、トラディショナルなリボンマイクのサウンドをさまざまな環境で簡単にセットアップして使用可能となるのだ。これにより、金属系の打楽器や三味線、ギターキャビネットなどで、オープンで自然なサウンドを得られる。しかも価格は一般的なリボンマイクのレンジに収めた、リーズナブルプライスだ。各も出るのキャラクターだが、パッシブタイプの「VR1」はよりトラディショナルなリボンマイクサウンドで、「VR2」はアクティブサーキットにより高出力が得られる。用途によって選択可能というわけだ。

◆Voodoo VR1(ブードゥーブイアールワン)
価格:オープン(価格:オープン(実勢価格 73,500円)
◆Voodoo VR2(ブードゥーブイアールワン)
価格:オープン(価格:オープン(実勢価格 105,000円)

◆sE Electronics マイクラインナップ
◆フックアップ
◆BARKS 楽器チャンネル
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