スリムなインライン・プリアンプが進化、あらゆるダイナミック/リボンマイクにマッチする「DM2 TNT」登場
ダイナミックマイクやリボンマイクで十分なレベルが得られない時に、マイクとマイクプリアンプの間に挿入して使用するスリムなインライン・プリアンプ「DM1 Dynamite」に続く第2弾が、sE Electronicsから登場。さらなる進化を果たした「DM2 TNT」が12月22日より発売開始となる。あわせて既存モデル「DM1 Dynamite」が値下げされる。
sE Electronicsが2018年にリリースした「DM1 Dynamite」は、ダイナミックマイクやリボンマイクなどパッシブマイクで充分なレベルを得られないときに、マイクとマイクプリアンプの間に挿入し、+28dBのクリーンでトランスペアレントなゲインを付加するとてもスリムなインラインプリアンプとして登場。音楽収録はもちろん、ステイホーム期間で配信ユーザーにも好評なベストセラー機材となっている。
新登場のインライン・プリアンプの第2弾「DM2 TNT」は、ゲインを2段階、そして対応インピーダンスを8段階で可変できる「DM1 Dynamite」の進化版としてリリース。よりマッチしたゲインがほしい場合や、幅広いインピーダンスのマイクに対することができる。
外部からの不要な干渉の可能性を抑えながら、ノイズや色付けを加えうことなくパッシブマイクからの信号をブーストすることが可能。スリムでありながら酷使にも耐えられるよう設計された金属製のシャーシ、堅牢な構造、そして高い製造管理基準により、要求の厳しいステージにおいても信頼性を確保。洗練されたクラスA回路と厳選された高品位なFETが採用された「DM2 TNT」の出力インピーダンスは非常に低く、市販されている同様な製品の半分近いノイズを実現している。
ゲインは2段階の切替え。入力先のマイクプリアンプにマッチした信号レベルを確保できる。また、8段階のインピーダンス設定とバッファーアンプにより、接続負荷に関係なく常に安定したゲインを得ることができる。このインピーダンス可変機能はマッチングのために使えることはもちろんのこと、EQとは違った音質補正としても有用だ。なお、DM2はパッシブマイク専用で、ファンタム電源を必要とするコンデンサーマイク/アクティブリボンマイクには使用できない。また、DM2を駆動させるには48Vファンタム電源を供給するプリアンプまたはミキサー、オーディオインターフェイスなどが別途必要だ。
▲赤がベストセラーとなっていいるDM1 Dynamite、青が新モデルのDM2 TNT。DM2は新たにゲイン/インピーダンス可変となった。
「DM2 TNT」のリリースにあわせ、既存モデル「DM1 Dynamite」が、より購入しやすい価格に変更。17,050円(税込)から14,300円(税込)に値下げされている。こちらもあわせてチェックしてほしい。
製品情報
価格:15,950円(税込)
発売日:2021年12月22日
<価格変更>
◆DM1 Dynamite
新価格:14,300円(税込) 2021年12月22日より
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