Nektar Technologyからコンパクトなミニ25鍵USB MIDIコントローラー2機種「Impact GX Mini」&「Impact LX Mini」

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Nektar Technologyから、バックパックにも収まるサイズに凝縮したミニ鍵盤USB MIDIコントローラーキーボード2機種が登場。「Impact GX Mini」と「Impact LX Mini」が12月23日に発売される。

代表的なDAWやソフトウェアインストゥルメントとのインテグレーションに主眼を置きながらも、操作性や高いコストパフォーマンスでも高い評価を得ているNektar TechnologyのMIDIコントローラー。USB MIDIコントローラーキーボードも鍵盤のタイプや鍵盤数、操作子の数などで多くのラインナップを揃えている。


今回登場したのは、高い機能をバックパックにも収まるサイズへと凝縮したミニ25鍵のモデルで、シンプルな操作性で定評のあるGXシリーズの直系「Impact GX Mini」とパッドやコントロールノブを搭載したLX+シリーズの直系「Impact LX Mini」の2機種だ。いずれも上位シリーズ同様に、Bitwig 8-Trackが付属(フルバージョンへの有償アップグレードあり)。さらに日本国内正規品限定でデジタルシンセサウンド満載のソフトウェアインストゥルメント、UVI Digital Synsationsフルバージョンも付属する。

■Impact LX Mini

「Impact LX Mini」は、ベロシティ対応の25鍵ミニ鍵盤、モジュレーションコントロール用のジョイスティックに加え、定評ある Nektar DAWインテグレーションももちろん搭載。小型ながらフットスイッチ端子も備える(付属の1/8-1/4インチ変換コネクターを使用)。さらには、ユニークな「パート2」機能によって、瞬間的なトランスポーズやレイヤリングなどが可能。バスパワーで動作するので、「GX Mini」を持って出かけて場所を問わずアイデアを形にすることができる。

確かな弾き心地の鍵盤はベロシティカーブを演奏スタイルに合わせて3つから選択可能。ジョイスティックは、ピッチベンド、モジュレーション、その他のコントロールチェンジをコントロール可能。左右方向でピッチ、上下方向は2種類のモジュレーションを割り当て可能で、デフォルトでモジュレーションとフットコントローラーをアサイン。別のコントロールチェンジを自在にアサインできる。


▲DAWのコントロールに加え、さまざまな機能を割り当てられるユニークなPart 2ボタンを搭載。左側面にはMicro USB端子と1/8インチサイズのフットスイッチ端子(付属の変換アダプターで1/4インチの標準フォーン端子のフットスイッチを接続可能)を搭載。

Nektar DAWインテグレーションに対応したDAWであれば、セッションの再生や停止、トラックやパッチのナビゲート、ウィンドウの開閉といった直感的なハンズオンコントロールを実現。「GX Mini」の各ボタンは MIDI アサインが可能なので、Nektar DAWインテグレーションに対応していないソフトウェアでも使用可能だ。

25鍵の小型キーボードでは、どうしても演奏する音域に限界があるが、そこで便利なのが「パート2」機能。演奏中に専用のPart 2ボタンを押せば、オクターブシフトやトランスポーズ、別のMIDIチャンネルへの切り替えなどが瞬時に行える。そしてボタンを離すと設定は元に戻る。まさにパフォーマンスに最適な機能だ。

■Impact LX Mini

「Impact LX Mini」は、ノブやパッドといったリアルタイムコントローラー操作子を搭載。DAWやバーチャルインストゥルメントを自在にコントロール可能ながらも、とてもポータブルなサイズに凝縮している。明快なコントロール、アルペジエーター/ノートリピート、ドラムパッド、しっかり演奏できるベロシティ対応のミニ鍵盤に加え、定評あるNektar DAWインテグレーションにももちろん対応。スムーズなワークフローを体験できるモデルだ。

ベロシティ対応の25鍵キーベッドは4つのベロシティカーブもしくは3つの固定ベロシティを設定可能。専用オクターブボタンも備え、「パート2」ボタンをトランスポーズ用として使うこともできる。フィンガードラミングに最適な8つのパッドはベロシティ対応。ノートのアサインは数秒で行え、4つのパッドマップに保存。合計32種のノートアサインが可能だ。


4つのモジュレーションコントロールを1つに集約したジョイスティックは、左右方向はピッチベンド、上方向はモジュレーション、下方向はフットペダルコントロールに設定。さらにレバーはプッシュボタンとしての機能も併せ持ち、押すことでフットペダルコントロールを最大レベルで送信する。上下方向とプッシュボタンには任意のコントロールチェンジが割り当て可能で、設定は電源を切っても保持される。


鍵盤左側の7つのトランスポートボタンはDAWのコントロール用。すべてのボタンはMIDIアサイン可能で、Shiftボタンと組み合わせることで2倍(14種類)に増える。さらにNektar DAWインテグレーションでさらにもう1つの階層が用意されるので、最大21の機能がプリマッピングされる。


8基のノブは、アルペジオ、インストゥルメント、MIDIコントロールチェンジといったパラメーターへ瞬時にアクセス可能。割り当てられた機能の切り替えは3つのモードボタン(Instrument、Internal、Function)で行う。さらにPageボタン併用で、アサイン数は2倍(16種類)となる。また、こちらもフットスイッチ端子を搭載。搭載端子はミニジャックだが、付属の変換アダプターで標準フォーンのサスティンペダルなどが接続可能だ。極性は起動時に自動検出され、任意のMIDIコントロールチェンジを割り当てることもできる。


製品情報

◆Impact GX Mini
市場実勢価格:10,450円
◆Impact LX Mini
市場実勢価格:17,600円
発売日:2021年12月23日
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