sE Electronics、マイルズ・ケネディのシグネチャーボーカルマイク「V7 MK」
エントリーモデルからハイエンドまで数多くのマイクロフォンとリフレクションフィルターをリーズナブルな価格でリリースしているsE Electronicsから、新たなボーカル用ダイナミックマイクが登場。アルター・ブリッジやスラッシュのプロジェクトにおけるフロントマンとして知られるマイルズ・ケネディのシグネチャーボーカルマイク「V7 MK」が4月2日に発売される。
今回sE Electronicsが誇るV7ハンドヘルドマイクシリーズに加わるのは、マイルズ・ケネディのシグネチャーボーカルマイク。今回のコラボレーションにあたっては、彼の経験と期待を突き詰めていった結果、鮮明かつオープンなボーカルサウンドのための特殊アルミニウムボイスコイルが高く評価されるV7のカプセルテクノロジーが採用されることとなった。
「V7 MK」の洗練されたスーパーカーディオイドカプセルは、歌声を周囲の楽器からアイソレートすることに効果的な設計となっているため、ハウリングを抑えながら高いゲインを稼ぐことが可能。これにより、会場の大小を問わず非常にクリアなサウンドを得るこができる。このナローな指向性は、ラウドなクラブや騒々しい環境において、たいへん効果的。また、内蔵ショックマウントにより、ハンドリングノイズも最小限に抑えることが可能だ。さらに堅牢な金属製の筐体と、特別なロードウォーン仕上げを施したユニークなルックスは、ステージやスタジオでも目を引く仕上がりとなっている。
「V7 MK」に採用された“DMC7 X”カプセルは、鮮明でオープンなサウンドのためにカスタム開発されたもので、かつてないほど自然にボーカルを捉える。このカプセルは、定評あるネオジム製マグネット製のコア材とアルミニウム製ボイスコイルにより、高出力を実現している。
機械的な振動を極限まで抑える内蔵ショックマウントの搭載も大きな特徴。その効果は絶大で、ハンドリングノイズに極めて強い構造になっている。これによってシンガーは、自身の声以外のサウンドを気にすることなく、ステージを自由に動き回れることが可能だ。
本体はプラスチック製部品は使わず、すべてが堅牢な金属製。ボディに採用されている高品質で耐久性に優れる亜鉛合金は何年にも渡るステージ上での酷使にも耐えられ、またステンレススティールメッシュグリルはへこみや錆にも強く、高い信頼性を備えている。なおグリル周りの面取りが施されたエッジによって、アンプやステージフロアの上に置いたマイクが転がることを抑えているのも見逃せない。さらに金メッキのXLRコネクターは、ロスなく信号を伝え、確実なコネクションを実現する。
ユニークなルックスを印象づける内部ウィンドスクリーンは、不要な吹かれやポップノイズなどを効果的に軽減。sEレッドが好みでない人のために、交換用にブラックカラーのウィンドスクリーンも同梱する。
製品情報
価格:13,500円(税別)
発売日:2021年4月2日
<おもな仕様>
タイプ:ダイナミック
ボイスコイル素材:アルミニウム
マグネット素材:ネオジム
指向性:スーパーカーディオイド
周波数特性:30Hz - 19kHz
インピーダンス:300Ω
感度:2.0mV/Pa (-54 dB)
コネクター:3ピンXLRコネクター(オス)
外形寸法:47mm(直径)×176 mm(長さ)
本体重量:269g
付属品:マイクホルダー(変換ネジ付属)、交換用ブラックウィンドスクリーン、ポーチ
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