葉加瀬太郎、初めてのニューヨーク公演は大盛況

葉加瀬太郎が、NYの名門ジャズクラブ：ブルー・ノートで9月6日（日本時間9月7日火曜日あさ）に公演を行なった。葉加瀬太郎は1996年のセリーヌ・ディオンのワールド・ツアーでNYを訪れているが、単独公演はこれが初めて。にも関わらず開場時間の2時間前にはブルー・ノートの周囲に長い列が出来るなど、現地での注目も高い。

◆葉加瀬太郎NY公演画像

この日は2回の公演が行なわれたが、最初の公演が始まる20時過ぎには、250人入れば満員となる小さな会場に、駐在の日系人や地元のNYっ子が300人以上集まり、葉加瀬太郎やメンバーがステージに向かうのも困難な程。

普段はホールコンサート中心の葉加瀬太郎にとって、客席とこれほど近いステージは初めてに近く、なかば戸惑いながらも、自身の持ち曲「Another Sky」や「エトピリカ（情熱大陸エンディング曲）」など、まず3曲を演奏。

次いでジャーニーの「Open Arms」のカバーを披露し、地元ファンのハートを掴むと、国は違えど、あとはいつもの葉加瀬ペースに持ち込む。セリーヌ・ディオンと共演し全世界で大ヒットした「To Love You More」が演奏されると、会場の興奮は最高潮に達する。ボーダーレスな客層を意識し、MCも日本語と英語を交互に使い、英語のMCでもしっかりと笑いを取るあたりは、お祭り男の面目躍如たるところだ。本編最後の曲「チャールダーシュ」では、超絶テクを披露して会場を唸らせ、アンコールの「情熱大陸」では日本のコンサートと同じように、観客を総立ちさせて、大いに盛り上げ、約1時間全11曲のNY公演は幕を閉じた。

この後、22：30（現地時間）からは2回目の公演も行なわれ、300人以上の観客で溢れかえる会場は1回目と同様の盛り上がりを見せ、葉加瀬太郎初のNY公演は成功に終わった。

1990年9月にグループの一員としてファースト・アルバム『クライズラー＆カンパニー』をリリースして以来、2010年でデビュー20周年迎える葉加瀬太郎は、9月17日より12月26日の大阪公演まで44本の全国ツアーを開始、9月29日にはアルバム『EMOTIONISM』をリリースする。

＜葉加瀬太郎NYコンサート＞
2010年9月6日（月）20：00＆22：30
＠Blue Note Jazz Club New York
1.Another Sky
2.エトピリカ
3.Wild Stallions
4.Open Arms（ジャーニーのカバー曲）
5.新世界のフェイスタ
6.霧島
7.To Love You More（セリーヌ・ディオンとの共演曲（1995））
8.リベルタンゴ（アストル・ピアソラ）
9.トリッチ・トラッチ・ ポルカ（ヨハン・シュトラウス2世）
10 チャールダーシュ（ヴィットリオ・モンティ）
EC.情熱大陸

◆葉加瀬太郎オフィシャルサイト