想像以上に使いやすかった、新しい「iPod nano」

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さて、アメリカ・サンフランシスコでの発表から数時間後の9月2日午前中には、メディア関係者を対象にした、新製品のハンズオンイベントが都内で開催された。この場で特に注目を集めたのが、やはりiPod nano。前モデルの半分のサイズにして、マルチタッチインターフェイスを搭載。しかしこの小さい画面で本当に使えるのか、使いやすいのか、というのが気になるところ。

結論を述べると、この小さなスクリーンを備えたiPod nano、想像以上に操作性はいい。画面上にはアプリ(アイコン)が最大4つ並んでおり、タッチして、アプリを立ち上げたり、スワイプで次の画面を表示させたり。iPhoneやiPod touchと同じ感覚で操作できるので、これら機種を利用していた人なら、いきなり手渡されてもきっと普通に使える(現にiPhone 4ユーザーの記者は普通に操作できた。指が太いとか細いといったこともあまり関係なさそうだ)。

ちなみに、音楽を再生するとアートワークを表示。これがなかなかキュートで、たとえば、ポケットか胸元かにiPod nanoをクリップで止めて音楽を再生しておけば、あたかも、CDジャケットをあしらったアクセサリーをつけているかのような気持ちになれる。もっと言えば、“自分の好きな音楽を視覚化して、リアルに身につけることを実現させてくれる”のだ。

なお、デザインや素材感は“さすがアップル”といったところで、これだけでも所有欲を十分満足させてくれる。会場にいた読者モデルであろう若い女の子たちからも「可愛い」という声が聞こえてきていた。

「いや、iPhoneで事足りるから…」と思っている人も、このiPod nanoは店頭で一度手にとってみてほしい。正直な話、ちょっと欲しくなる。


ちなみに余談だが、サンフランシスコでのアップル新製品発表会のラストには、コールドプレイのフロントマン、クリス・マーティンがステージに登場。「レコード会社からは絶対ヒットしないと言われたけど、アップルのマーケティングのおかげで大ヒットしたんだ」と、冗談まじりのトークとともに「Viva La Vida」などをピアノによる弾き語りで披露した。

◆アップル
◆BARKS iTunesチャンネル
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