exラクリマのKOJI×HIRO、「大人になったね、俺達(笑)」

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KOJI(ALvino)のソロ・プロジェクト“GUITAR STUDY ”第4回イベントライヴが8月に開催される。今回ここにスペシャルゲストとして参戦するのは、なんと、ギタリストHIRO(Libraian)!! 言うまでもなくラクリマ・クリスティーの同胞だ。この夢の共演に先駆けて、BARKSでも夢のスペシャル対談が実現!!! ラクリマ再結成後の偽らざる心境や、ラクリマ時代の“今だから言える”話まで飛び出し、対談は楽しくも深い内容に。何より、2人の間に流れている空気があたたかく、それだけでもちょっと感動的でした。

取材・文●赤木まみ

   ◆   ◆   ◆

――まず最初に、“GUITAR STUDYとは?”というのを軽く解説してもらえるかな。

KOJI:始めたのは5年くらい前なんですけど、ギタリストとしてもっと成長したいなと思ったんですよ。それで、じゃあ敢えてステージの上で自分よりもスキルの高いギタリストとプレイして、そのことによって自分のスキルを磨いていく場になればいいなと。それが最初のきっかけだったんです。あと当時、ギタリストとしての名刺代わりにインストゥルメンタル・ミニアルバムを作ったんですけど、それを披露できる場にもなればいいなと思って。

――それで、NANIWA EXP.の岩見和彦さんと一緒にステージをやるように?

KOJI:うん。岩見さんにはその前から半年ぐらいギターを習ってたんですよね。ラクリマをやってる時から。

HIRO:えっ? そうやったんや? 全然知らんかった!

KOJI:隠してたわけじゃないんだけど、恥ずかしくて言えなかったんだよ。だって、今だから言えるけど、ラクリマやりながら「俺、ギター習いにいってる」とは言えないじゃない? なんか「え? 今さら?」みたいになりそうだし(笑)。

HIRO:はははは。でも、すごい向上心だよね。普通は習いたいと思ってても、なかなか行動には移せないものやから。

KOJI:いや、俺もずっと行動に移せなかったの。でも何か壁にぶつかって、這い上がるきっかけになれば、みたいな感じだったんだと思う、当時の心境としては。でもギターを習うって言っても、“Cm7を弾きましょう”とかじゃなく、自分の知らない曲とか知らないプレイを目の前で弾いてもらって、自分も演ってみる、みたいなね。で、その脳ミソで作ったミニアルバムだったから、岩見さんに「一緒にステージに立ってもらえませんか?」って言って、一緒にやることになったんだけど。

HIRO:今回はその4回目?

KOJI:うん。3回目の時にLEVINに参加してもらって。その3回目ぐらいからやっと面白いステージができ始めてきて。今年はどうしようかなって思ったんだけど。ラクリマ再結成をきっかけに、HIROと久々に一緒にギターを弾いて、やっぱすごいなこの人!と思って。だって(再結成の)ライヴDVDをチェック用に観てた時とかも、驚いたもん。全然間違えないし。

HIRO:いやいや、そんなことはないよ(笑)。

KOJI:いや俺、ほんとにビックリした。“これ、全編録りしたのかな”って思ったくらい(笑)。で……若い時は“負けたくない”っていう気持ちが強かったんだけど、今はそんなことよりも、“すごいなぁ!”っていう、自分の足りないところを認めるっていうのかなぁ? そういう気持ちがどんどん大きくなってきて。そしたらやっぱりもう一度一緒に弾きたいって思うようになったんだよね。ただ、最初は連絡する勇気がなくて、ちょっとおそるおそる……(笑)。

HIRO:はははは。でも誘ってくれて嬉しかった。俺、最近ちょうどね、インストのアルバムとかライヴに興味が出てきたというか、自分でやりたいっていう気持ちがすごい出てきて。具体的に言うと、40歳になるまでに自分のインストのソロ・アルバムを作りたいなって思ってるんだよね。

KOJI:おおっ! それ、すごい聴きたい!!
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