神の声域を持つ世紀のヴォーカリスト、アダム・ランバート

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アダム・ランバートの日本デビュー作がいよいよ3月10日にリリースされることになった。驚異的な歌唱力と最強の高音ファルセットで神の声域を持つ世紀のヴォーカリストと賞賛される規格外の大型新人だ。

◆アダム・ランバート画像

『アメリカン・アイドル』シーズン8(2009年放送)の準優勝者のアダムは、番組内でマイケル・ジャクソンからザ・ローリング・ストーンズまで、あらゆるジャンルの曲を圧倒的な歌唱力をもって自分のスタイルで歌いこなし、番組史上最高の賞賛と注目を浴びた。一気にスターダムを駆け上がった彼の快進撃は止まらず、アダムが表紙を飾った「Rolling Stone」誌も売り切れ続出となった。そもそもデビュー前のアーティストが同誌の表紙を飾るのは創刊以来始めてのことだったのだ。

その後「People」誌の「今最もセクシーな独身男性09」にも選ばれ、コンサート会場では女性のブラが大量にステージに投げられるなど、もはやその盛り上がりは社会現象。「アメリカン・ミュージック・アワード」のステージでは、生放送中になんと男性ミュージシャンとキスをするカゲキ・パフォーマンスも披露、保守派やPTAからの苦情電話が殺到するという、ゴキゲンな注目具合だ。

この事件は、「数十年前、エルヴィス・プレスリーがテレビに出演したときと同様、全米中に物議を捲き起こしている」と、翌日ニュース番組で一斉に取り上げられる騒ぎに発展。当時エルヴィスが腰を振りながら歌う姿は子供に悪影響だとして上半身だけが放送された件が持ち出されたようだ。


「僕が最終的に目指すものは表現の自由、そしてアートにおける自由の推進」と豪語するアダムは、既に自らがゲイであることをカミングアウト済み。その勇気ある告白は、自分自身を隠さずに貫くアダムを熱狂的にサポートするファンを急増させていた。

「誠実であることが自分には何よりも大切」と語るアダムは、アルバムのジャケットにおいても“自分をビジュアルで徹底的に表現する”という強い信念を持って制作に臨んだという“ビジュアル系”アーティストでもある。

そんなアダム・ランバートのデビュー・アルバム『フォー・ユア・エンターテイメント』には、レディー・ガガ、P!NK、リヴァース・クオモ(Weezer)、マシュー・ベラミー(Muse)といったそうそうたるアーティスト達がこぞって楽曲を提供。今を時めく最強のプロディーサー陣(Dr.ルーク、マックス・マーティン、ロブ・キャバロ、ライアン・テダー等)も集結。ロックもダンスもポップもアダム流にハイブリッドされた一大エンターテイメントアルバムに仕上がっている。

日本でもアダム・ランバートの熱き台風は、日本の音楽界を激しく掻き回すはずだ。

◆アダム・ランバート・オフィシャルサイト
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