[クロスビート編集部員リレー・コラム] 荒野編「ウィルコ」
ウィルコの「ウィルコ(ジ・アルバム)」をどうしてもレコードで聴きたくて、海外で出たLP盤を購入。LPサイズで見るジャケはなかなか壮観だ。ラクダの超眠たげな表情まではっきり見える。ジャケはゲートフォールド仕様で、開くと内側に歌詞が載っているのも嬉しい。ビニール盤を取り出そうと中を覗いてみたら、なんと全曲を収めたCDまで入っていた。アナログに特典として全曲のダウンロード権をセットする手法は以前からあったが、もはやCDそのものがオマケとは!
最近、米ライノ・ハンドメイドが発表したクリス・ベル「I Am The Cosmos」(2000年)の2枚組デラックス盤CDも面白かった。予約者向けオマケとして用意されているのは7インチ・シングル。しかしブツの到着直前にライノからメールが来て、「特典シングルの納品が遅れているので、申し訳ないが先にCDだけ送る」という。ネットで海外から盤を取り寄せるという現代的な買い物をしているはずなのに、展開がアナログすぎて微笑ましい。
それから数日遅れで届いたシングルは、オリジナル発売時の装丁をペーパー・スリーヴやラベルまで再現したもの。マニア心を理解した仕事ぶりに、再発盤老舗のライノらしさが窺える。余計な送料を発生させた担当者の首が飛んでやしないかと、心配のオマケまでついてきたわけだけど。商品の詳細はライノ・ハンドメイドのHPをどうぞ(www.rhino.com)。
◆ライノ・ハンドメイド・サイト
◆クロスビート最新号(オフィシャルサイト)
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