エアロスミス、ようやく出たタイラーの「脱退しない」宣言だが

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月曜日(11月9日)にジョー・ペリーが「エアロスミスは新しいシンガーを探して、活動を続ける」と話した翌日、状況が急展開。渦中のスティーヴン・タイラーが、ペリーのギグに飛び入り参加し「エアロスミスを脱退するつもりはない」と宣言した。

タイラーは火曜日(10日)、NYのフィルモアで開かれたジョー・ペリー・プロジェクトのパフォーマンスの最後でステージに登場、オーディエンスにこう話した。「ニューヨークに知って欲しい。俺はエアロスミスを離れない、ジョー・ペリー、お前はいろんな色を持つ男だ(ペリー、ここで大きくうなづく)。でも、俺はレインボーだ!」

この後、一緒にエアロスミスの大ヒット曲「Walk This Way」をプレイしている。

スティーヴン・タイラーの出現はペリー自身にも驚きだったそうだ。Rollingstone.comにこう話している。「アンコールのブレイクで、誰かが“スティーヴンがいる”って言ったんだ。俺は“なんだって?”ってなったよ。で、言葉交わした後、タイラーからアンコールの“Walk This Way”のジョインしていいかって訊かれたんだ。40年来の知人として“いいんじゃないか?”って言ったよ。で、あいつは(ステージに)上がって歌って、それが俺があいつを見た最後だ」

ようやく出たタイラーの脱退否定宣言だが、それでもペリーは、この先エアロスミスは新しいシンガーを見つけ活動を続けるかもしれないと気になる発言をしたそうだ。「あいつはバンドから2年休みたがってんだよ。ほかのメンバーは活動を続けたいって思っている。選択はいろいろある。現時点では、どんなことでもあり得る」

一度口にしたことを引っ込められなくなっているだけなのか。せっかく脱退が否定されたものの、まだ雲行きは怪しいのか。

Ako Suzuki, London
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