菊地成孔とペペ・トルメント・アスカラールを最高音質で
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そもそも菊地成孔の過去の作品のほとんどは、e-onkyo musicにて24bit/96kHzの原盤を使用して配信されている。通常の音楽配信のダウンロード・ファイルを遥かに上回る音質であるのはもちろん、CDパッケージをも陵駕する高音質がもたらす迫力、臨場感や深みは、スタジオ・マスター・クラスのハイ・クオリティだからこそ再現できるもの。そもそもミュージシャンがスタジオで実際に演奏をチェックする際もこのクオリティで行なわれることを考えれば、これこそがミュージシャン自身が届けたい音質に最も近いものだったりもする。
また、24bit/96kHzのもつ帯域の広さは、ストリング・セクションやパーカッションが大きな役割を担っている菊地成孔とペペ・トルメント・アスカラールにとって、非常に大きな表現力を確保することにもつながっているだろう。おそらく菊地成孔が意図した通りの音世界を適確に再現するために必要なスペックでもあるはずだ。
せっかくの高音質を高い再現性でプレイバックするには、オーディエンス側もそれなりの機材を必要とするが、繊細な再現性は、よりミュージシャンの深遠なる表現に触れることのできる最大の武器だ。是非、ご体験いただきたいところ。
※24bitとは、量子化ビット数24bitのことであり、アナログ信号からデジタル信号への変換(AD変換)の際に、音声信号の大きさを何段階の数値で表現するかを示す値。この値が高いほど、元の信号に忠実なデータが得られる。24bitは16bit(パッケージCD)の256倍の分解能。
◆「菊地成孔」特集ページ(e-onkyo music内)
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