パール・ジャム、R.E.M.ら捕虜収容所閉鎖キャンペーンに参加

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パール・ジャム、R.E.M.らが、米軍がキューバのグアンタナモに所有する強制収容所の閉鎖を宣言したオバマ大統領を支援するキャンペーンに賛同した。グアンタナモ収容所では捕虜に苦痛を与えるため、彼らを窮屈な独房に押し込め長期間に渡りパール・ジャムやナイン・インチ・ネイルズ、AC/DC、マリリン・マンソン、ブリトニー・スピアーズらの音楽を大音量で流し続けるとの報道があり、問題となっていた。

◆参考「ナイン・インチ・ネイルズやトム・モレロ、捕虜収容所での拷問に曲を使用され激怒」
◆参考「AC/DC、イラクの膠着状態を打破!?」

R.E.M.は以下のような声明を発表している。「この30年間、僕らは平和と正義に関連する運動を支援してきた。そしていま、僕らの友人の音楽が、彼らの承諾も知る由もなく拷問目的に使用されたかもしれないと知った。恐ろしいことだ。反米主義だ」

キャンペーンには、ジャクソン・ブラウン、スティーヴ・アール、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン、元軍当局者らも参加しているという。

オバマ大統領は収容所を1月までに閉鎖すると誓ったものの、野党の共和党はその公約は実現しないだろうとの見解を示している。

また、CIAのスポークスマンは音楽は懲罰ではなく警備目的で、コンサート以下の音量でしか使用されていないとの声明を発表している。

Ako Suzuki, London
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