KISS、10年ぶりの新作は「ピュア・ロックンロール」

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デビュー・アルバム『Kiss』から35年、KISSが11年ぶり19枚目のスタジオ・アルバム『Sonic Boom』をリリースした。新作は“クラシックな70'sのフィーリング”が詰まっているとの評判だ。

ニュー・アルバムはフロントマン、ポール・スタンレーのプロデュースの元、アナログ・テープに録音されたそうだ。そして、ファンにクラシックなKISSを聴いてもらおうと、メンバー以外誰の意見を聞くこともなく、自由に制作されたという。

ベーシストのジーン・シモンズはBBCにこう話している。「俺らのギグにはティーンエイジャーがたくさん来る。40代や50代の奴らもな。みんなにクラシックなKISSを提供したかったんだ」「4人の男たちが自分で曲を書き、プレイした。流行りや先端なんてことは気にしなかった。これはピュアなロックンロールだ」

ギタリストのトミー・セイヤーはこう付け加えている。「外部からのプレッシャーはなかったよ。自分たちが素晴らしいと思った曲だけを書き、マネージメントやエージェントの意見は聞かなかった。誰もヒット・シングルやバラードを作ろうなんてしなかったよ」

KISSは現在、デビュー35周年を記念し北米ツアー中。7月からのロング・ランで、12月中旬まで続く。

Ako Suzuki, London
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