泉谷しげる、2mのステージから狂気のダイブ
2009年9月6日(日)、福岡県芥屋海岸で行なわれた<SUNSET LIVE 2009>は夕暮れ時を迎え、ただならぬ雰囲気に包まれていた。2009年で17回目を迎える同フェスは、夏の終わりとは思えない熱気に、誰もが酔いしれているようだ。
◆泉谷しげる、2mのステージから狂気のダイブ ~写真編~
18時30分。超満員のBLAVO PARM STAGEに突如巻き起こる「しげる!」コール。見ると、スペースを埋め尽くしているのは男女半々くらい。いずれも20代から30代前半とおぼしき血気盛んなオーディエンスだ。声を涸らしながら泉谷しげるの登場を告げるMCスマイリー原島に、やおら水を浴びせかけ殴りかかる泉谷。その暴挙を目にしたオーディエンスはいきなり沸点に達した。
「サンセットー!」との叫びと共に、即興で「サンセットのテーマ」を絶叫する泉谷。「俺をここに呼んだことを後悔させてやる」…全員拳を振り上げ、熱狂がビーチにこだまする。続いて最新アルバムの表題曲である「すべて時代のせいにして」を披露。「お前ら、手拍子するんじゃないぞ」という定番のトークに続き、歴史的名曲「春夏秋冬」を歌うと、そのゆるやかなリズムに揺れながら、客席は大合唱。間髪入れず続いて「雨上がりの夜空に」のイントロが流れると、誰もが絶叫し、興奮はピークに達した。
「あいつは死んじゃいないんだ!」の叫びに呼応して、天をつく勢いで両手を挙げるオーディエンス。ラストの「野性のバラッド」が始まるやいなや、ステージ前に押し寄せる人、人、人。セキュリティは休む間もない。その興奮にいてもたってもいられなくなったか、乱入した曽我部恵一が泉谷が手放したアコースティックギターを素早く掴んだ。「何てお前に伝えよう。騒ぎの好きな俺について…」たて続けにジャンプするオーディエンスから大きな砂塵が巻き起こった。突如、ステージ上で腕立て伏せをしたと思いきや、2mのステージからダイブした泉谷は客席に突入。もみくちゃになりながら、興奮したオーディエンスに頬をひっぱたかれながら、なお叫び続ける。ライヴが終わった頃、辺りはすっかり夕闇に包まれ、誰もが心からの笑顔になっていた。
そんな泉谷しげるは、『すべて時代のせいにして』に続くオリジナルニューアルバムを12月2日に発売することが決定している。詳細は追って発表される予定だが、1970年初頭のフォークから1980年代のロック、そして現在へとすべての音楽史を現役で生き抜き61歳にして衰えることを知らない泉谷しげるが、渾身の力を込めて贈る苦悩する時代へのレクイエムだ。歴史的大作を今生み出しているところだ。
◆泉谷しげるオフィシャルサイト
◆泉谷しげるオフィシャルブログ
◆泉谷しげる、2mのステージから狂気のダイブ ~写真編~
18時30分。超満員のBLAVO PARM STAGEに突如巻き起こる「しげる!」コール。見ると、スペースを埋め尽くしているのは男女半々くらい。いずれも20代から30代前半とおぼしき血気盛んなオーディエンスだ。声を涸らしながら泉谷しげるの登場を告げるMCスマイリー原島に、やおら水を浴びせかけ殴りかかる泉谷。その暴挙を目にしたオーディエンスはいきなり沸点に達した。
「サンセットー!」との叫びと共に、即興で「サンセットのテーマ」を絶叫する泉谷。「俺をここに呼んだことを後悔させてやる」…全員拳を振り上げ、熱狂がビーチにこだまする。続いて最新アルバムの表題曲である「すべて時代のせいにして」を披露。「お前ら、手拍子するんじゃないぞ」という定番のトークに続き、歴史的名曲「春夏秋冬」を歌うと、そのゆるやかなリズムに揺れながら、客席は大合唱。間髪入れず続いて「雨上がりの夜空に」のイントロが流れると、誰もが絶叫し、興奮はピークに達した。
「あいつは死んじゃいないんだ!」の叫びに呼応して、天をつく勢いで両手を挙げるオーディエンス。ラストの「野性のバラッド」が始まるやいなや、ステージ前に押し寄せる人、人、人。セキュリティは休む間もない。その興奮にいてもたってもいられなくなったか、乱入した曽我部恵一が泉谷が手放したアコースティックギターを素早く掴んだ。「何てお前に伝えよう。騒ぎの好きな俺について…」たて続けにジャンプするオーディエンスから大きな砂塵が巻き起こった。突如、ステージ上で腕立て伏せをしたと思いきや、2mのステージからダイブした泉谷は客席に突入。もみくちゃになりながら、興奮したオーディエンスに頬をひっぱたかれながら、なお叫び続ける。ライヴが終わった頃、辺りはすっかり夕闇に包まれ、誰もが心からの笑顔になっていた。
そんな泉谷しげるは、『すべて時代のせいにして』に続くオリジナルニューアルバムを12月2日に発売することが決定している。詳細は追って発表される予定だが、1970年初頭のフォークから1980年代のロック、そして現在へとすべての音楽史を現役で生き抜き61歳にして衰えることを知らない泉谷しげるが、渾身の力を込めて贈る苦悩する時代へのレクイエムだ。歴史的大作を今生み出しているところだ。
◆泉谷しげるオフィシャルサイト
◆泉谷しげるオフィシャルブログ
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