フェンダー・カスタムショップ、忌野清志郎が愛した伝説の「Fender Esquire」が蘇る
フェンダー・カスタムショップから、忌野清志郎が愛したFender Esquireギターを再現した『Kiyoshiro Imawano 1963 Esquire︎ Journeyman Relic』が発表された。この製品は完全受注生産となり、忌野清志郎のデビュー記念日である3月5日から9月5日の期間に注文を受け付け、デビュ−55周年を迎える2025年に出荷される。
忌野清志郎は、音楽性、個性、そしてライブパフォーマンスのエネルギーにおいて、日本のロック界に大きな影響を与えた。また、ブルース、ロックンロール、フォークなど、あらゆる要素を取り入れた音楽を追求。独自の音楽性は、力強さと情熱に満ちており、聴く者の心を掴んだ。また、彼の圧倒的なライブパフォーマンスは、オーディエンスを魅了しステージ上でのエネルギーでファン魂を揺さぶった。
清志郎が所有していたギターの中でも最もアイコニックな一本が、1963年製のエスクワイヤーモデル。ロサンゼルスで本機を入手した春日博文から譲り受けたと言われ、のちに清志郎と共にRCサクセションとしてロック界を賑わせた仲井戸“CHABO”麗市も一時期弾いていた伝説のギターとして知られている。
『Kiyoshiro Imawano 1963 Esquire︎ Journeyman Relic』は、このアイコニックな清志郎のエスクワイヤーを忠実に再現したギター。清志郎本人が水性ペンでピンクにペイントしたピックガードや印象的なナチュラルカラーはもちろん、貴重な1963年製の本人実機をプロファイルし、削り出されたネックグリップによる演奏性を再現。ソープバータイプのピックアップだけでなく、電装パーツに至るまでサウンド面においても、フェンダー・カスタムショップによる高い技術により忠実に再現し蘇らせた。また、本人がこのギターを入手した頃の状態をイメージしたJourneyman Relic加工を施しており、フェンダー・カスタムショップの高度な技術を注ぎ込んだエスクワイヤーに仕上がっている。
忌野清志郎のギターテックを長年担当していた山本キヨシ氏は、「清志郎さんのエレキギターを、その時期その時期で何本も見てきましたが、このエスクワイヤーは不動のメインギターで、最後まで本人が離すことのなかったギターです。今回再現されたこのギターの一番のポイントは、“ネックの握り”です。握りのニュアンスの再現度がとても高く、当時の記憶がフラッシュバックするほどです。忌野清志郎のシグネイチャーモデルを名乗るに十分な出来となっています。それから、このギターを弾き込んでいくと傷がついて色も変わっていくのだろうなと思うので、育てる楽しみを感じるギターですね。清志郎さんのファンの方々が納得のいく一本にふさわしい感じに仕上がっています。清志郎さんを近くに感じながら、ガンガン弾いて頂ければ愛着も湧くと思います。10年後にご購入いただいたみんなで弾き込んだものを見せ合う選手権ができたらいいですね」と述べている。
製品情報
販売価格:880,000円(税込)
受注期間:2024年3月5日(火)~9月5日(木)
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