レス・ポール、永眠

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偉大なるギタリストであり、エレキギターの父として、近代音楽のレコーディング技術のイノヴェーターとして多大なる影響を与え続けたレス・ポールが、2009年8月13日永眠した。94歳だった。

生涯現役として、週一でステージに立ち赴くままにプレイしていたレス・ポールは、粘り強く頑固な職人気質で、好奇心旺盛、悪ふざけを好む人柄であった。93歳を迎えてもなお彼の好奇心は旺盛で、その楽観的な考えとあふれる活力、そして飾り気のない魅力は、会う人すべてを虜にしていた。

そんな彼の、貧困時代から富と名声を築くまでの自身の物語が映画となったのは2008年のこと。下記は映画にまつわり、レスポールにインタヴューを試みた際の、彼のセリフである。

「明日を見ることができれば良いと思っているよ。それだけだよ、続ける事だね。時間は止まらないし若返らないしね。できる限り自分のやっていることを続ける事だ。」──レス・ポール

ひとつの時代が終わった。偉大なるレスポールよ、永遠なれ。

◆『レス・ポールの伝説』映像
◆『レス・ポールの伝説』公開、生きる伝説をNYで直撃(2008年8月22日)
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