音楽業界に激震を走らせた11月のビッグニュースといえば、小室哲哉の逮捕。一時は黄金時代を築いたこともある大物プロデューサーの逮捕劇に、日本中が注目しました。海外では、米国の大統領選でバラク・オバマ氏が勝利したことを受けて、Jay-Zがオバマ大統領誕生を祝う曲を発表、ビヨンセが市民代表としてパフォーマンスをすることを表明、トム・ヨークが無料ダウンロード楽曲を公開など、音楽業界も新大統領誕生に賑わいました。
そんな大騒動の中、こちらも違う意味で日本を震撼させたのが、養老の星☆幸ちゃんだ。テレビ番組で、シャ乱Qの「いいわけ」を個性的な歌唱法で熱唱した幸ちゃん。2008年11月10日に「いいわけ 養老の星☆幸ちゃんVer.」で着うた(R)デビューを果たし、なんとレコ直演歌・歌謡曲部門のダウンロードチャートで1位を獲得しました。BARKSで公開した初レコーディング風景でのヘッドフォン・パフォーマンス映像には抱腹絶倒した人も多いのでは?
また、12年ぶりの復活を発表したバブルガム・ブラザーズも話題に。「正直彼に会う事さえ嫌気がさしていた」というブラザートムの赤裸々な告白が注目を集めました。
動画ランキングで1位をとった「鶯谷チョンボ」は、女流プロ雀士4人によるユニット“雀”のデビュー曲。麻雀と不倫をかけたエンターテイメント楽曲で、若いOLと上司のいけない情事が描かれたPVに、ささやかな興奮を覚えた人もいたのでは? 2位にランクインした「MY WINGS」は、現役小学生ユニット、可憐Girl'sが歌うアニメ『絶対可憐チルドレン』の新オープニングテーマ。歌って踊ってカワイイ彼女たちに骨抜きにされたオジサマも多いようで、我がBARKS編集長も、まるで自分の娘の成長を見守るかのような温かい目で彼女たちを応援していました。
そしてこの時期、ライター・増田勇一氏によるライヴ&取材日記でお馴染みのDIR EN GREYが、ニュー・アルバム『UROBOROS』をリリース。不可侵領域へと足を踏み入れた彼らに迫るインタビュー特集は、読み応えたっぷりです。また、「オリコンアルバムウィークリーチャート」で1位を記録した中島美嘉のニュー・アルバム『VOICE』、小林武史による初のソロ・ワーク集『WORKS I』も注目を集めました。
写真ランキングでは、『レッドクリフ Part I』レッドカーペットのフォトアルバムが2位にランクイン。特に、大人の魅力を漂わせながら歩く後藤真希を久しぶりに目の当たりにしたBARKSスタッフは、その写真を少しでも早く掲載すべく、3倍速で仕事してました。2008年は表立ったリリースがなかったごっちん、2009年は新たな魅力が詰まった新曲を聴かせてほしい!