カール、コールドプレイの無料ダンロードに異議あり

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ダーティ・プリティ・シングスのカール・バラー(Vo)が、コールドプレイが新曲を無料でダウンロード提供したことに異議を唱えた。彼は、ビッグなバンドがこういうことをすると、無名のバンドが苦労すると考えている。

カールはこう話した。「彼ら(コールドプレイ)は、時流に乗ったって言えるよな。でも、ビッグ・ネームで金持ってるバンドが無料で曲を提供したら(ミュージック・)シーンは打撃をこうむる。この事実からは逃れられないよ。業界はいま、経済的に苦しい状況にあるんだぜ。これじゃ、ミサイルに次ぐミサイルだ。新人バンドはどうやって戦ったらいいんだ?」

レディオヘッドが価格を購入者に決めさせる新スタイルで『In Rainbows』をリリースしたときにも言われたことだが、無料(もしくは破格の低価格)で曲をリリースできるのはある程度、財政が潤っているアーティストだからなせる業。まだ経済的に独り立ちしていないバンドにとっては、収入源となるべき曲の無料提供は難しい。

カールは以前、レディオヘッドが『In Rainbows』をリリースした際「これはスゴイ。俺たちもやりたいと思った」と発言していたが、それに倣うバンドが続出したことで考えを変えたのかもしれない。

Ako Suzuki, London
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