春休み中のロック少年は、アリス・クーパーを体験すべし
ショック・ロックの帝王、アリス・クーパーの18年ぶりの来日公演がいよいよ明日、幕を開ける。今年の2月に還暦(!)を迎えた彼が、前回ジャパン・ツアーを行なったのは1990年夏のこと。これだけの年月が経過していることを考えれば、BARKS読者の大半が彼のライヴ・パフォーマンスを観たことがなくても当然だろう。が、そんな人たちに向けて、ここで敢えて使い古された言葉を投げ掛けておきたい。「騙されたと思って観てみてほしい」と。
少なくともシアトリカルなライヴ、いわゆるコンサートの域を超えた“ロック・ショウ”というものを好む音楽ファンには、アリス・クーパーのステージは一度は観ておいて欲しいもの。60年代からずっと研磨され続けてきた極上のパフォーマンスを、オリジネイターならではの説得力と共に堪能できるはずだ。
実際、「いざステージが始まってみたら、自然にその世界に引き込まれ、時間の経過をまるで感じなかった」というのが、前回の日本公演を観たときの僕自身の率直な感想でもあったし、周辺の誰もが異口同音に語っていたことだった。ぶっちゃけ、若い世代のなかには「曲をよく知らない」というロック・ファンも多いことだろう。が、乱暴なことを言えば、まずは“素”の状態でライヴを体験して、それから作品に触れて“復習”するのでも遅くないと思う。というわけで、肝心の公演日程は以下の通り。
3月25日(火)東京・新木場STUDIO COAST
3月27日(木)大阪・IMPホール
問:クリエイティヴマン http://www.creativeman.co.jp/
(両公演とも18時開場、19時開演)
最後にひとつオマケ。アリス・クーパーといえば特殊仕様アートワークの世界での先駆者でもあるが、その代表例である『スクールズ・アウト』のジャケットに、筆者は前回の来日時、アリスご本人からサインをいただいた。が、ちょっと失敗したかも、と思うのは、学校の学習机を模したこのジャケットの場合、そこにあらかじめ描かれている落書きの数々にサインが溶け込んでしまい、目立たなくなってしまうからだ。皆さん、サインをもらうときはよーく考えましょうね。
増田勇一
少なくともシアトリカルなライヴ、いわゆるコンサートの域を超えた“ロック・ショウ”というものを好む音楽ファンには、アリス・クーパーのステージは一度は観ておいて欲しいもの。60年代からずっと研磨され続けてきた極上のパフォーマンスを、オリジネイターならではの説得力と共に堪能できるはずだ。
▲『スクールズ・アウト』は1972年に発表されたアリスの代表作のひとつ。この表題曲だけは知っている、という読者も多いのでは? |
▲学習机を模したジャケットを開くと、なかはこんな感じ。しかもこの机、ちゃんと“脚”まであるのだ。 |
3月25日(火)東京・新木場STUDIO COAST
3月27日(木)大阪・IMPホール
問:クリエイティヴマン http://www.creativeman.co.jp/
(両公演とも18時開場、19時開演)
最後にひとつオマケ。アリス・クーパーといえば特殊仕様アートワークの世界での先駆者でもあるが、その代表例である『スクールズ・アウト』のジャケットに、筆者は前回の来日時、アリスご本人からサインをいただいた。が、ちょっと失敗したかも、と思うのは、学校の学習机を模したこのジャケットの場合、そこにあらかじめ描かれている落書きの数々にサインが溶け込んでしまい、目立たなくなってしまうからだ。皆さん、サインをもらうときはよーく考えましょうね。
増田勇一
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