ジョン・ライドン「ポリスはぶよぶよの死体」

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Virgin Radioのモーニング・ショウの電話インタヴューに答えたジョン・ライドンが、朝から毒舌を振るった。今回の標的はザ・ポリス。彼らを「ぶよぶよにふやけた死体」と評した。

ライドンは、セックス・ピストルズとザ・ポリスの再結成を比較されこう話したという。「(ポリスの再結成は)あれは本当に再結成だな。でも正直言って、ぶよぶよにふやけた死体でしかないだろ。スティンク(ライドンはスティングではなく、悪臭を意味するスティンクと呼んだ)が“Roxanne”をキーキー声で歌おうとしてんのをまた聴くなんて、面白くもなんともないだろ。風船から空気を抜いちまうようなもんだぜ」

しかし、ベイビー・シャンブルズのピート・ドハーティやエイミー・ワインハウスらドラッグ依存症の人々について尋ねられると、しごくまともな受け答えをしてる。「楽しむためにドラッグ使ったっていいさ。でも、そのことは黙ってるべきだ。それが1番の見世物になってどうする。奴ら、考えてねえんだよ。正当な理由があってやってるわけじゃない。自分のやってることを楽しんでなんかいねえのさ。だから、ドラッグに手を出すんだ。シドもそうだった。あいつは自分のできないことに、不満を持ってたんだ」

「ゆっくり自殺してるようなもんだ。それに、助けを求める叫びでもある。奴らは苦しいのさ。精神的に苦しんでるんだ。それにこの業界はサイテーだからよ。みんな、知らんぷりするだけさ」

セックス・ピストルズは、『Never Mind The Bollocks』リリース30周年を記念して11月に1回きりの再結成コンサートを開くだけでなく、アルバム、および4枚のシングルをリイッシューする。ヴィニール盤の限定発売で、サウンド、カヴァーともども30年前のオリジナルを再現したものになるという。前にもお伝えしたように『Never Mind The Bollocks』には、初版と同じように収録し損ねた曲「Submision」を収めた7インチとポスターがついてくる。

リリース日は以下の通り。

「Anarchy In The UK/ I Wanna Be Me」10月1日
「God Save The Queen/ Did You No Wrong」10月8日
「Pretty Vacant/ No Fun」10月15日
「Holidays In The Sun/ Satellite」10月22日
『Never Mind The Bollocks』10月29日

このレプリカはUKリリース・オンリーだが、ライドンのサイトによると、少数ではあるがヨーロッパや日本へ輸入する分を用意しているという。

Ako Suzuki, London
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