超充実の新装盤リリースと同時に聞こえてきたストーン・サワー激震情報
「同じアルバムを2枚買うなんて嫌だ!」というのは音楽ファンとしてごく自然でもっともな言い分だと思うのだが、ストーン・サワーの『カム・ホワット(エヴァー)・メイ』をとうに購入済みのあなたも、去る6月13日に発売された『カム・ホワット(エヴァー)・メイ~スペシャル・エディション』については手をのばさずにはいられないはずだ。
いわゆるヒット作の新装盤が登場する際、そこにボーナス・トラックが追加されていたり、DVD付きの2枚組仕様になっていたり、アートワークが変わっていたりすることは多々あるし、ファンもすでに慣れっこになってしまっているはずだ。が、この作品の場合、今ここに書き連ねた条件がすべて満たされているのだ。
昨年8月に発売されたオリジナル盤では「サファー」1曲のみだったボーナス・トラックはなんと全6曲に増殖していて、そのなかには先頃の来日公演でもちょっとだけ披露されたクリス・アイザックのカヴァー「ウィキッド・ゲーム」も含まれているし、付属のDVDには昨年10月、ロシアはモスクワでのライヴの模様が全12曲たっぷりと収められているうえにビデオ・クリップもしっかりと網羅。さらにはジャケットもリニューアルされているのだ。このアルバムをまだ手にとっていなかったあなたには、当然ながらこのスペシャル・エディションをお勧めしたいし、追加要素がもはや“オマケ”などとは呼べないほどに充実しているだけに、すでにこの作品を聴きまくっている皆さんも確実に手に入れておくべきだろう。
ところでこのバンドのフロントマン、コリィ・テイラーをめぐる強烈な噂が、最近、耳の早いファンをやきもきさせている。なんと、かのアンスラックスへの加入説が囁かれているのだ。アンスラックスはここ2年ほど、かつて一度脱退しているジョーイ・ベラドナ(vo)を復帰させてのクラシックな布陣でアニヴァーサリー・モードなライヴ活動をしてきたが、そのジョーイが去る1月に脱退。その後任候補のなかにコリィの名前が含まれているというのだ。
実際、コリィはアンスラックスが彼自身にとってのフェイヴァリット・バンドのひとつであること、同バンドのメンバーたちと親しい関係にあること、そして彼らのニュー・アルバムに収録される見込みの楽曲群に関わっていることを認めている。
しかし彼が“さらにもうひとつのバンド”に関わることが可能とは思えないほど多忙な状況にあるのも事実。日本公演終了後、フェス出演を中心としながら続けられてきた欧州ツアーは6月28日のリスボン公演をもって終了するものの、8月のスケジュールは全米ツアーでぎっしりと埋まっている。また、すでにレコーディングは終わっているものの、フィンランドの鋼鉄チェロ軍団、アポカリプティカのニュー・アルバム(9月発売予定)にゲスト参加していたりもする。
「ということは、7月は空いているのか?」という話になるわけだが……果たして真相はいかに? ちなみにアンスラックス側は、6月末には新ヴォーカリストについて発表したい意向だとのこと。まずは続報を待つとしよう。
文●増田勇一
いわゆるヒット作の新装盤が登場する際、そこにボーナス・トラックが追加されていたり、DVD付きの2枚組仕様になっていたり、アートワークが変わっていたりすることは多々あるし、ファンもすでに慣れっこになってしまっているはずだ。が、この作品の場合、今ここに書き連ねた条件がすべて満たされているのだ。
昨年8月に発売されたオリジナル盤では「サファー」1曲のみだったボーナス・トラックはなんと全6曲に増殖していて、そのなかには先頃の来日公演でもちょっとだけ披露されたクリス・アイザックのカヴァー「ウィキッド・ゲーム」も含まれているし、付属のDVDには昨年10月、ロシアはモスクワでのライヴの模様が全12曲たっぷりと収められているうえにビデオ・クリップもしっかりと網羅。さらにはジャケットもリニューアルされているのだ。このアルバムをまだ手にとっていなかったあなたには、当然ながらこのスペシャル・エディションをお勧めしたいし、追加要素がもはや“オマケ”などとは呼べないほどに充実しているだけに、すでにこの作品を聴きまくっている皆さんも確実に手に入れておくべきだろう。
ところでこのバンドのフロントマン、コリィ・テイラーをめぐる強烈な噂が、最近、耳の早いファンをやきもきさせている。なんと、かのアンスラックスへの加入説が囁かれているのだ。アンスラックスはここ2年ほど、かつて一度脱退しているジョーイ・ベラドナ(vo)を復帰させてのクラシックな布陣でアニヴァーサリー・モードなライヴ活動をしてきたが、そのジョーイが去る1月に脱退。その後任候補のなかにコリィの名前が含まれているというのだ。
実際、コリィはアンスラックスが彼自身にとってのフェイヴァリット・バンドのひとつであること、同バンドのメンバーたちと親しい関係にあること、そして彼らのニュー・アルバムに収録される見込みの楽曲群に関わっていることを認めている。
しかし彼が“さらにもうひとつのバンド”に関わることが可能とは思えないほど多忙な状況にあるのも事実。日本公演終了後、フェス出演を中心としながら続けられてきた欧州ツアーは6月28日のリスボン公演をもって終了するものの、8月のスケジュールは全米ツアーでぎっしりと埋まっている。また、すでにレコーディングは終わっているものの、フィンランドの鋼鉄チェロ軍団、アポカリプティカのニュー・アルバム(9月発売予定)にゲスト参加していたりもする。
「ということは、7月は空いているのか?」という話になるわけだが……果たして真相はいかに? ちなみにアンスラックス側は、6月末には新ヴォーカリストについて発表したい意向だとのこと。まずは続報を待つとしよう。
文●増田勇一
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