ポリス、対立しながらいいショウを
スチュワート・コーポランドにとっては、「ポリスは決して居心地のいい場所ではない」そうだ。コーポランド(Dr)、スティング(B/Vo)、アンディ・サマーズ(G)の間には、常にピリピリした空気が漂っているという。
コーポランドはロイター通信にこう話している。「ポリスにいることは、とてもじゃないけど快適とは言えないよ。バラの花壇(ベッド・オヴ・ローゼズ/安楽な境遇という意味も)、そうだな、棘つきのね」
といっても、3人の間に流れるこのテンションがクリエイティヴな面では効力を発しているようだ。リハーサルの様子を問われたコーポランドはこう話している。「2,3日、楽しくプレイするだろ、そして、お互いイライラしてくるんだ。で、ののしり合う。そして、ハグとキスで仲直り。するとその後、もっとよくプレイできるようになるんだ」
3人の争いは個人に向けられたものではないそうだ。コーポランドは、ソロ・キャリアを追求するためポリスの活動をストップしたスティングの行動には感心していないものの、いまでも彼の大ファンだと続けている。
ポリスの再結成ツアーは、いよいよ月曜日(5月28日)にバンクーバーからスタート(27日にファン・クラブ向けのスペシャル・ショウを開催)。バンドの公式サイトthepolice.comでは翌日(29日)に早くもパフォーマンス映像を公開するという。
Ako Suzuki, London