一番使いやすい辞書機能はどれ?───ポータルサイトの辞書機能を試してみる(後編)
前回に引き続いて、各ポータルサイトの辞書機能を調べてみる。次に検索を行なったのが「フィッシング」だ。
■「フィッシング」の検索
「フィッシング詐欺」という言葉はご存知だろうか? 知らない方はもしかしたらインターネットをしていてお金、しかも全財産を騙し取られてしまうかもしれない。そうなる前にぜひ一緒に検索してみてほしい。なお、「フィッシング」の綴りは魚釣りの“fishing”ではなく“phishing”が正解。もちろんこれにたどり着けるかどうかをチェックした。
gooが優秀でYahoo!とMSNがNG
「フィッシング」で検索した結果は、Yahoo!辞書とMSN 辞書が魚釣りの意味しか表示できず。その他は「フィッシング詐欺」を表示できた。中でも優秀だったのがgoo 辞書(画像右)。唯一「フィッシング」でフィッシング詐欺を第一候補に表示した。オンライン辞書だけに、他のポータルもインターネット関連で騒がれているキーワードを上部に表示してほしいところだ(フィッシングで今更魚釣りの意味を検索する人もなかなかいないだろうし…)。
■「カ“ペ”ルネ」の検索
最後に「カ“ペ”ルネ」の検索だ。「カベルネ」と検索しようとして間違えて入力した「カ“ペ”ルネ」。もちろん辞書に引っかかるはずはない。すべての辞書において「キーワードが見つかりません」という意味合いの言葉が表示された。中でもlivedoor 辞書には「(検索キーが)不正です。」とまで言われてしまった…(まぁ不正なのだけれど)。途方にくれつつも、それでもいくつかのサービスでは見事に「カベルネ・ソーヴィニヨン」にたどり着くことができたので紹介しよう。
恐るべし自動スペルチェック───Yahoo!辞書
中でも素晴らしいのがYahoo!辞書だ。「カペルネ」と検索して、ただ「見つかりません」と表示するのではなく、なんと自動スペルチェック機能を使って、検索語から想定されるキーワード候補を表示してくれる。ここに「カベルネ」が示されており、クリックひとつで再検索。見事に「赤ワイン用のブドウの品種名」と表示された。記憶があいまいな単語を調べる時にはYahoo!辞書に頼るのが1番だろうと確信を覚えた瞬間だ。
MSNとgooはウェブ検索と連携
gooはWikipediaにも
こちらが想定していた動きを見せてくれたのがgooとMSNだ。どちらも検索結果の表示とともに「カペルネ」でのWeb検索を促してくれる。インターネット上では間違った用語のまま使われているケースが多数あるため、単語の綴りは間違っていても意味はわかる場合があるのだ。促されるままにウェブ検索を行なうと、確かに「赤ワイン用のブドウの品種名」というフレーズが見えた。意味さえわかればよい、という場合はこちらでも構わないだろう。
また、gooはウェブ検索のほかに、オンライン百科事典「Wikipedia」の検索機能も備えている。辞書にはないけどWikiにはありそうな単語(人名や歴史上の事件の名前など)を検索する場合には有効だ。
■「フィッシング」の検索
「フィッシング詐欺」という言葉はご存知だろうか? 知らない方はもしかしたらインターネットをしていてお金、しかも全財産を騙し取られてしまうかもしれない。そうなる前にぜひ一緒に検索してみてほしい。なお、「フィッシング」の綴りは魚釣りの“fishing”ではなく“phishing”が正解。もちろんこれにたどり着けるかどうかをチェックした。
gooが優秀でYahoo!とMSNがNG
「フィッシング」で検索した結果は、Yahoo!辞書とMSN 辞書が魚釣りの意味しか表示できず。その他は「フィッシング詐欺」を表示できた。中でも優秀だったのがgoo 辞書(画像右)。唯一「フィッシング」でフィッシング詐欺を第一候補に表示した。オンライン辞書だけに、他のポータルもインターネット関連で騒がれているキーワードを上部に表示してほしいところだ(フィッシングで今更魚釣りの意味を検索する人もなかなかいないだろうし…)。
■「カ“ペ”ルネ」の検索
最後に「カ“ペ”ルネ」の検索だ。「カベルネ」と検索しようとして間違えて入力した「カ“ペ”ルネ」。もちろん辞書に引っかかるはずはない。すべての辞書において「キーワードが見つかりません」という意味合いの言葉が表示された。中でもlivedoor 辞書には「(検索キーが)不正です。」とまで言われてしまった…(まぁ不正なのだけれど)。途方にくれつつも、それでもいくつかのサービスでは見事に「カベルネ・ソーヴィニヨン」にたどり着くことができたので紹介しよう。
恐るべし自動スペルチェック───Yahoo!辞書
中でも素晴らしいのがYahoo!辞書だ。「カペルネ」と検索して、ただ「見つかりません」と表示するのではなく、なんと自動スペルチェック機能を使って、検索語から想定されるキーワード候補を表示してくれる。ここに「カベルネ」が示されており、クリックひとつで再検索。見事に「赤ワイン用のブドウの品種名」と表示された。記憶があいまいな単語を調べる時にはYahoo!辞書に頼るのが1番だろうと確信を覚えた瞬間だ。
MSNとgooはウェブ検索と連携
gooはWikipediaにも
こちらが想定していた動きを見せてくれたのがgooとMSNだ。どちらも検索結果の表示とともに「カペルネ」でのWeb検索を促してくれる。インターネット上では間違った用語のまま使われているケースが多数あるため、単語の綴りは間違っていても意味はわかる場合があるのだ。促されるままにウェブ検索を行なうと、確かに「赤ワイン用のブドウの品種名」というフレーズが見えた。意味さえわかればよい、という場合はこちらでも構わないだろう。
また、gooはウェブ検索のほかに、オンライン百科事典「Wikipedia」の検索機能も備えている。辞書にはないけどWikiにはありそうな単語(人名や歴史上の事件の名前など)を検索する場合には有効だ。
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