ボノ、裁判に勝ち帽子を取り戻す

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帽子を勝手に持ち帰ったと、昔一緒に仕事をしていたスタイリストの女性を告訴していたU2のボノが、裁判に勝った。スタイリストは「ボノからもらった」と主張していたが、裁判長は帽子を彼に戻すよう判決を下した。

ボノは昨年6月、スタイリストのローラ・キャッシュマンが'87年に行なわれたU2の<Jushua Tree>ツアーの際、ズボン、イヤリング、スウェットシャツ、ステットソン・ハットを盗んだとダブリンの裁判所に申し立てていた。キャッシュマンはこれに対し、ツアーの最終日に「パンツ1枚で走り回っていた」ボノに、帽子をもらえないか尋ねたところ、彼はキャッシュマンの頭に帽子を「ポンとかぶせた」と反論していた。

裁判所はキャッシュマンの主張を認めず、ボノに帽子、イヤリングなど全てのものを返却するよう命令じた。なお裁判官はドラムのラリーにもらったというコンバースの靴だけは、キャッシュマンの所有物であることを認めている。

3,400ポンド(約70万円)の価値があるといわれるステットソン・ハットは、およそ20年ぶりにボノの元に戻ることになった。

Ako Suzuki, London
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