「Sexyでいることに疲れちゃったわ…」そんなバンドに大注目!

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「Sexyでいることに疲れちゃったわ…」。これは世界のセックス・アイコンとしても知られるビヨンセ嬢のお言葉。そんじょそこらの女子が口走れば、すぐさま死刑台のエレベーターへ直行していただきたくなる台詞だ。そんな、ある種扱いづらい言葉をデビューアルバムに冠したバンドがいる。それが今回紹介するCSSだ。彼らのデビューアルバム『Cansei De Ser Sexy』を直訳すると「Tired of Being Sexy」。つまり、前述のビヨンセ嬢のお言葉になるというワケだ。ちなみに、バンド名のこのタイトルの略にあたる。

このバンドは、女子5人と男子1人からなる6人組。メンバーは全員アート系で、現役の美大生やグラフィック・デザイナーに加え、ファッション・デザイナーも在籍している。ブラジル出身のCSSは、地道なライヴ活動やインターネットなどで話題になり、あのNIRVANAを輩出した名門レーベルSUB POPとの契約にまでいたった。彼女たちが、当初楽器すら弾けなかったことを考えれば、まさに奇跡的なサクセス・ストーリーだ。肝心の音の方はどうかというと、初期のチボ・マットをディスコっぽくしたような感じ。つまり、けっこうセンスがいいのだ。

バークスではアルバムに収録されている「Let's Make Love and Listen to Death From Above」(Death From Aboveを聴きながら、エッチしましょ)のビデオクリップを公開しちゃいます。とりあえず、聴いてみて色々と判断してみてください。音の感じとか、彼女たちが「Sexyでいることに疲れちゃったわ…」という台詞を吐くに値するプッシー・キャットかどうか、とか。まぁ、これもある種、いま流行りのエロカワというジャンルに入るかもしれませんし……。

何はともあれ、要注意です、このバンドは。

◇ビデオクリップ「Let's Make Love and Listen to Death From Above」
https://www.barks.jp/watch/?id=1000016577
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