ルースター、『サークルズ・アンド・サテライツ』特集 INTERVIEW編
──LAでは4人で合宿生活してたんですか?
デイヴ:そう。で、1週間に6日、1日に15時間、どっぷりレコーディング漬けだった。LAには3ヶ月いたんだけど、毎晩、いろんなところで素晴らしいライヴが開催されてるにもかかわらず、結局、1回しか行けなかった。オフも2、3日しかなかったんだ。でも、仕方ない。あの3ヵ月間、俺達はアルバムを作るために生きてたんだ。スタジオを出て、宿に戻ってからも、4人で音楽のことばかり話しあってたよ。夢の中で新しいアイディアを思いついたなんてこともあった。LAで、ある意味缶詰にされていたお陰で、余計なことに煩わされずにアルバム作りに集中できたんだ。それがよかったね。
ニック:1stアルバムは2曲レコーディングしたら、ツアーに出て、それが終わったら、また別のプロデューサーとレコーディングっていうメチャメチャな作り方だったからね。
──ちなみにライヴは何を観に行ったんですか?
デイヴ:将来、俺達の奥さんになる人達の姿を確かめておこうと思って、ドナスを観に行ったんだ(笑)。
ニック:でも、毎晩、遊びに行ってたら、今の俺達はなかっただろうね。LAってかなりクレイジーなところでさ、ロック・バンドのメンバーっていうだけで、いろいろなオプションがつくんだよ。そんな生活を送っていたら、きっとミニチュアのハイプの世界でとんだ勘違いをしていたと思うよ。
──ところで、新作を作るにあたっては、どんな作品にしたいと考えていたんですか?
ベン:いい作品さ。それしか言えないよ。
デイヴ:ライヴのエネルギーをアルバムに反映させたいとは考えてたけどね。それはマット(・ウォレス。新作のプロデューサー)も一緒だった。そもそも彼は俺達のライヴDVDを観て、ぜひやりたいと言ってくれた。彼は俺達4人がステージで1つになったときに放出する生々しいエネルギーをスタジオで再現する手助けをしてくれたんだ。