ルースター、『サークルズ・アンド・サテライツ』特集 INTERVIEW編

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──レコード会社やファンが新作に求めるハードルってかなり高かったと思いますが、いい作品を作らなければというプレッシャーはなかった?

 
 

ルーク・ポタシュニック(G、以下ルーク):レコーディング中は4人それぞれに、これをやらなきゃ、あれをやらなきゃってことがあったけど、基本的にはレコーディングに集中してたんで、それ以外のことを考えるヒマがなかったよ。それはマットの仕事が早かったということもあるんだけどね。それにルースターってバンドは期待されると、期待以上のことをやってのける力を持っているんだ。武道館でライヴをやったときも、初めは“こんなデカいところで演奏したことないよ。どうしよう”って思ったんだけど、そのライヴは自分達にとって過去最高のものになった。俺達はずっとそんな風にやって来たんだ。新作の出来には、俺達自身、満足しているよ。きっとファンも気に入ってくれるはずさ。

 

──レコーディング中、メンバー同士が衝突することはなかったんですか?

 
 

ベン:もちろん、クリエイティヴになればなるほどカッカするもんさ。それにこの4人はそれぞれに自分の意見を持っていて、同じ質問に対する答えが微妙に違ううえに、自分の答えがベストだと思っているところがある。ぶつからないわけがないよ(笑)。でも、最近はそういう意見をまとめることができるようになったんだ。

  
 

ルーク:それはやっぱり、目指しているものが一緒だからさ。独りよがりで、自分の意見を主張しているわけじゃないんだよ。いい物を作りたいという真剣な思いがそこにはあるのさ。

 

──なるほど。新作に賭ける熱い思いは十二分に伝わってきました。

 
 

ニック:長い時間をかけて作ったにもかかわらず、未だに聴きつづけているんだ。それぐらい新作には愛着があるんだ。

 

──最後にアルバム発表後の活動予定を教えてください。

 
 

ルーク:まず、プロモーションさ(笑)。その後は当然ツアーが待っている。もちろん、日本もツアーするつもりさ。それから、前作で果たせなかったイギリス以外のヨーロッパとアメリカ進出を、今度こそ実現させたいと考えているんだ。

 

取材・文●山口智男

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