ルースターの一夜限りのプレミア・ライヴをレポート
6月に2ndアルバム『サークルズ・アンド・サテライツ』をリリースし、オリコン・アルバム・チャート初登場10位を記録した、ルースター。そんな彼らが7月1日に新木場スタジオ・コーストで<ワールド・プレミア・ライヴ>を行なった。そのライヴの模様をレポート!
7月1日(土)、新木場スタジオ・コーストは2,000人を越える観客に埋め尽くされた。デビュー・アルバム、そして6月21日にリリースされたばかりの2ndアルバム『サークルズ・アンド・サテライツ』をなんと、連続でオリコントップ10入りさせたモンスターバンド“ルースター”の<ワールド・プレミア・ライヴ>が行なわれたからである。大ヒット・シングル「ホーム」をはじめ、1stアルバムからの大ヒット曲「カム・ゲット・サム」などを含む全18曲を披露する完全燃焼のパフォーマンスで、詰め掛けたファンを魅了した!
ルックス抜群の彼らということもあり、会場の前方は多くの女性ファンが集まり、メンバーの一挙手一投足に黄色い声援で応えるなど、終始盛り上がり続けた素晴らしいライヴであった。ライヴ全体を通して言えることは、1stアルバムをリリースしてからの期間で、彼らはとんでもない進化を遂げたということであろう。ニックのセクシーなハスキー・ヴォイスはそのレンジをさらに広げ、聴く者全てを圧倒するパワーを身につけていたし、ルークのギターはゴリゴリとして若さ溢れる音の中にも、ヴォーカルを際立たせる繊細さも兼ね備えていた。ベンのしっかりと刻むベース音、ニックの声をやさしく包み込むようなコーラスは、曲全体をさらにリッチにしていたし、デイヴのパワフルなドラム・ワークは、彼がルースターというバンドを根底から支える縁の下の力持ちなんだということをまざまざと見せ付けた。
セット・リストにも工夫が成されていて、1stアルバム、2ndアルバムからピック・アップした曲を盛り上げどころ、聴かせどころの2種類に分けていたり、オリジナル曲に加えてローリング・ストーンズの「サティスファクション」をカヴァーしたりするなど、このライヴでしか聴くことができないというスペシャリティが、まさに<プレミアム・ライブ>というにふさわしい内容にしていた。
また、MCはさほど多くはなかったが、随所に堪能な日本語を交えるなどして、ファンとの交流を大切にしていた彼ら。それは、過去5度の来日で築いてきたファンとの繋がりや、それを大切にするバンドの姿勢が感じられるものだった。ライヴを大成功で終えた彼らは今後、7月5日まで日本でプロモーションを行う予定。まだまだ彼らの動向からは目が離せない。
Photo by Eiji Tanaka
<プレミアム・ライヴ セットリスト>
1. Unexpectedly
2.Come Alive
3.You're So Right For Me
4.Maybe I'm Right
5.Staring At The Sun
6.Get Up
7.So Long
8.Standing In Line
9.In Your Head
10.Breathe
11.Everything Moves So Fast
12.Clear Skies
13.Satisfaction
14.Halo
15.Come Get Some
16.One Of Those Days
17.Home
18.Good To Be Here
7月1日(土)、新木場スタジオ・コーストは2,000人を越える観客に埋め尽くされた。デビュー・アルバム、そして6月21日にリリースされたばかりの2ndアルバム『サークルズ・アンド・サテライツ』をなんと、連続でオリコントップ10入りさせたモンスターバンド“ルースター”の<ワールド・プレミア・ライヴ>が行なわれたからである。大ヒット・シングル「ホーム」をはじめ、1stアルバムからの大ヒット曲「カム・ゲット・サム」などを含む全18曲を披露する完全燃焼のパフォーマンスで、詰め掛けたファンを魅了した!
ルックス抜群の彼らということもあり、会場の前方は多くの女性ファンが集まり、メンバーの一挙手一投足に黄色い声援で応えるなど、終始盛り上がり続けた素晴らしいライヴであった。ライヴ全体を通して言えることは、1stアルバムをリリースしてからの期間で、彼らはとんでもない進化を遂げたということであろう。ニックのセクシーなハスキー・ヴォイスはそのレンジをさらに広げ、聴く者全てを圧倒するパワーを身につけていたし、ルークのギターはゴリゴリとして若さ溢れる音の中にも、ヴォーカルを際立たせる繊細さも兼ね備えていた。ベンのしっかりと刻むベース音、ニックの声をやさしく包み込むようなコーラスは、曲全体をさらにリッチにしていたし、デイヴのパワフルなドラム・ワークは、彼がルースターというバンドを根底から支える縁の下の力持ちなんだということをまざまざと見せ付けた。
セット・リストにも工夫が成されていて、1stアルバム、2ndアルバムからピック・アップした曲を盛り上げどころ、聴かせどころの2種類に分けていたり、オリジナル曲に加えてローリング・ストーンズの「サティスファクション」をカヴァーしたりするなど、このライヴでしか聴くことができないというスペシャリティが、まさに<プレミアム・ライブ>というにふさわしい内容にしていた。
また、MCはさほど多くはなかったが、随所に堪能な日本語を交えるなどして、ファンとの交流を大切にしていた彼ら。それは、過去5度の来日で築いてきたファンとの繋がりや、それを大切にするバンドの姿勢が感じられるものだった。ライヴを大成功で終えた彼らは今後、7月5日まで日本でプロモーションを行う予定。まだまだ彼らの動向からは目が離せない。
Photo by Eiji Tanaka
<プレミアム・ライヴ セットリスト>
1. Unexpectedly
2.Come Alive
3.You're So Right For Me
4.Maybe I'm Right
5.Staring At The Sun
6.Get Up
7.So Long
8.Standing In Line
9.In Your Head
10.Breathe
11.Everything Moves So Fast
12.Clear Skies
13.Satisfaction
14.Halo
15.Come Get Some
16.One Of Those Days
17.Home
18.Good To Be Here
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