モトリー・クルー、待望のジャパンツアー開始!

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11/19(土)、さいたまスーパーアリーナより待望のジャパン・ツアーを開始したモトリー・クルー。昨年12月6日にオリジナルメンバーで再結成。すでに海外で行なわれていたツアーが評判となっており、来日が熱望されていた。酒、ギャンブル、暴力、逮捕、仲違いなどを繰り返していた彼らだけに、オリジナル・メンバーでのジャパン・ツアーは実に15年ぶり。往年のヒット曲などを演奏し、集まった1万2,000の大観衆を熱狂させた。その模様をダイジェストでレポート! また、彼らの楽屋にはヤンキースのランディ・ジョンソンが訪問! 意外な交友関係の広さをのぞかせた。



会場となったさいたまスーパーアリーナには、’80年代のヘヴィメタル/ハードロック全盛時代からタイムスリップしてきたような、ロングヘアにレザーパンツの兄ちゃんたち、20年前にはヘッドバンギングしていたであろう休日の企業戦士、また、ツアー記念Tシャツを手に、懐かしさとうれしさの表情を浮かべる米国人、若年層といった、手厚いファンが、あらゆる悪事をやりつくした連中の、新時代の“罪の祭典”を享受しに集まった。シンプル・プランから曲提供を受け、夏にはサム41と共にツアーを敢行。こうした活動も21世紀のファンベースの形成を助けたに違いない。

客電が落ちると、観客が総立ちに。サイドスクリーンにバンドをフィーチャーしたアニメが映し出される。映像にはお決まりの、パイオツが肉体の9割を占めるベティちゃんが。そして、ステージにはカナダ生まれの小柄なMC、マイティ・マイクが登場、短いスキットのあとにスモークが立ちこめ、会場からはどよめきと歓声が上がる。トミー・リーの重厚なドラムが響く。“Shout!、Shout!……”。待望の再結成ライヴがついにスタートした。悪魔のサウンドにふさわしく、火柱が舞い上がり、導火線がメラメラとステージを走る。同時に、ヴィンスのハイトーンがこだまする。’84年の自由でドライ、どこまでも快活で、華麗、官能な時代がよみがえってくる。言い換えれば、彼らのステージは、単純、ド派手、エロ、底抜けにおバカなお祭りなのだ。

「昔へ戻ろう!」。ヴィンスが叫ぶと、ボンデージのセクシー美女が登場し、ステージは巨大なストリップバーと化した。「ずっとずっと昔へ戻ってみないか!!」。ヴィンスが再びオーディエンスに呼びかけた。豊満な美女と、過激なパイロ。

終盤ではワルの“サーカス”の見せ場がやってきた。コンサートを見に来た、特に男性陣にとっては、オイシい時間となった“エロタイム”に突入。

トミーが最前列の女性たちに向かって、なんと「おっぱいをみせてくれ!」。「怖がらないで」。数名の女性が自らまくり上げて美乳、巨乳、豊乳を披露、巨大スクリーンに映し出され、会場の男性陣からはどよめきが。

全体としては大半が'80年代の楽曲だったが、新曲の「Sick Love Song」も披露された。アンコールが終わると2時間半が経過していた。前半は'80年代の追憶、後半にサーカスを堪能し、隙間のないステージだった。彼らは先日、来年('06年)も世界ツアーを続行することを発表。シンプル、エロ、パイロのサーカスは、今後も世界を席巻しそうだ。

取材・文●T.Kimura

※セットリストやライヴ詳細を記したライヴレポートは全公演終了後に公開予定です

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<Motley Crue JAPAN TOUR 2005>
11/23(水・祝)大阪城ホール
11/24(木)マリンメッセ福岡
11/25(金)愛知県体育館
11/27(日)パシフィコ横浜 国立大ホール【追加公演】
全公演にBuckcherryゲスト出演決定!!
[問]Creativeman
http://www.creativeman.co.jp/
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