来日公演直前!! モトリー・クルー、独占インタヴューが到着!
11月19、20日のさいたまスーパーアリーナ公演を皮切りに、ついに待望のジャパン・ツアーを開始するモトリー・クルー。その、守護神ともいうべきギタリスト、ミック・マーズが来日直前に国際電話でのインタビューに応じてくれた。以下は、滅多に単独取材に応じることのないミックの、脚色抜きの肉声である。
──ジャパン・ツアーも開幕寸前の今、日本のファンの多くは“あの4人”によるモトリー・クルーが再び観られることにめちゃくちゃエキサイトしているはずです。あなた自身の視点からすると「このラインナップだからこそ生まれ得るマジック」というのは一体どういったものだということになるんでしょう?
ミック:俺に言わせれば、要するに誰かが欠けるとリンゴ(・スター)のいないビートルズみたいになっちまうってことなんじゃないかな。各々のメンバーがある種のカリスマ性を持ってて、それぞれがこのバンドに何らかのものを持ち込んでる。いわば俺たちは、4箇所で同時に演技が進行してるサーカスみたいなもんなんだ。各々が自分のことをやっていつつも同時に一体感があるってわけ。わかるかな? 俺たちが作りあげる音楽は他の誰とも違う。ヴィンスの声にしても、俺のギター、トミーのドラム、ニッキーのベースにしても、聴けばすぐに誰だかわかる。そんなバンド、滅多にいないだろ? ストーンズとかエアロスミスくらいのもんだ。多くのバンドが出てきては消えていくなかで長いこと生き残っていくには、自分自身に打ち勝たなきゃいけない。そこで「俺様を誰だと思ってるんだ!」的なエゴさえ乗り越えられれば、すべて上手くいくようになるもんなんだ。もうひとつ大事なのは、お互いよく話すこと。いろんな気持ちを抱え込んだまま、誰かに対して受け身になったり攻撃的になったりしてても上手くいくわけがない。しっかり話をして、意志の疎通をはかることが大事なんだ。ちょっと質問からは話がそれたけど(笑)、つまり、今の俺たちに不安要素はないってことさ。
──ファンが心配していることのひとつに、あなたの体調という問題があると思うんです0。実際、リユニオン直前に脊髄炎の手術を受けたことはファンの間でも知られていますし、過酷なツアーに本当に堪え得る健康状態なのかどうかを疑問視する声もなくはありません。実際のところ、体調はどうなんです?
ミック:俺は絶好調だよ。何の支障もない。確かにこの厄介な持病には少しいたぶられたけど、こんなことで駄目になる俺じゃない。何モノにも俺は止められやしないんだ。ステージに立ってプレイできる状態であれば、俺は必ずそこにいるつもりさ。車椅子なんて要らない。まだまだ自分の足でちゃんと立てるさ(笑)。
──安心しました(笑)。ところでさきほどサーカスという言葉が出ましたけど、今回のツアーの演出自体、サーカスがモチーフになってるんですよね?
ミック:ああ、うん。最初にニッキーが「サーカスをテーマにしたものが演りたい」って言ってきたんだ。同時に俺は、もっと見せ物小屋的なフリーク・ショウっぽい演出を考えてた。ま、お互い遠からずのアイディアだったってことだな。見せ物小屋ってのはカーニヴァルとかには大抵あって、25セントとかの入場料を払って中に入ると、鶏の頭を食いちぎる男とかそういった奇人変人が見られるんだ。ノコギリで身体を真っぷたつに切られる女とかね。俺たちのステージでも実際、そういうコワいことが起きてる(笑)。天井から吊るされてる女とか、口から火を吹く小人とかね。ハチャメチャだよ。あんまり具体的には言わずにおくけど、ニッキーがステージで××を××させたり、トミーがドラム・ソロの時、××××したり。超クールだよ(笑)。
──今回のツアーでは初期のレパートリーもかなり演奏されてますよね。長年プレイしていなかったような曲も含まれているはずですが。
ミック:うん。実際、20年くらいプレイしていない曲もあった。要するに、下手すりゃ俺たちのファンの一部が生まれる前の曲ってことだ。そういう曲たちを掘り起こしてきて再浮上させるために、曲のパーツを覚え直すのはひとつのチャレンジだったな。たとえば「On With The Show」とか「Too Fast For Love」とか。そのへんの曲を作ってた当時の俺は四六時中めちゃくちゃハイな状態で過ごしてたから、今になってその手の曲に向き合うと「俺はいったい何をやっちまったんだ?」って気分になる(笑)。ま、でも、楽しんでやってるよ。
──さて、いよいよこの11月19日にはにはジャパン・ツアーも始まるわけですが、これまでの豊富な来日経験のなかで特に印象深かったことというと何が思い出されます?
ミック:日本ではいつも楽しい思いをさせてもらってる。なかでも印象に残ってるのは、ある店に呑みに行ったとき、そこのオーナーがゴジラのマスクをくれたときのこと。俺もかなり酔っぱらってて、そのマスクを被ったまま自分のケツを出して、そのまま吠えたり奇声をあげたりしながら夜の街に出ていったんだ(笑)。すごく楽しかった。でも、とにかく日本ではいつも楽しいんだ。みんなすごく歓迎してくれるし、親切にしてくれるからね。
──今回、日本滞在中に日程的余裕があったなら、どんなことをしてみたいですか?
ミック:そうだなぁ。実は常々やりたいと思ってるのに、いつもプロモーターに止められることがあるんだ。俺、一度でいいからフグを食べてみたいんだよ(笑)。
──そ、それは万が一のことを考えて、諦めていただければ、と(笑)。最後に日本の、2種類のファンに向けてメッセージをお願いします。まずは長年モトリー・クルーを愛し続けてきたダイ・ハードなファンたちに。そして次に、今回のツアーで初めてモトリーを実体験することになる新しい世代に向けて。
ミック:何があろうともこれまで俺たちを応援し続けてくれたすべてのファンには、まず「ありがとう」と言いたい。俺たちを信じて、いつか必ず戻ってくると確信してくれてたファンには、心から感謝してる。あと若いファンに対しては、「果たしてキミはどんな世界に足を踏み入れたのか……まだまだこれからがお楽しみさ」とだけ言っておこう(笑)。
取材・文●増田勇一
<Motley Crue JAPAN TOUR 2005>
モトリー・クルー完全復活!!
全公演にBuckcherryゲスト出演決定!!
11/19(土)さいたまスーパーアリーナ
GUEST:BUCKCHERRY
OPEN 15:30 / START 17:00
11/20(日)さいたまスーパーアリーナ
GUEST:BUCKCHERRY
OPEN 15:30 / START 17:00
11/21(月)広島サンプラザホール
GUEST:BUCKCHERRY
OPEN 18:00 / START 19:00
11/23(水・祝)大阪城ホール
GUEST:BUCKCHERRY
OPEN 16:00 / START 17:00
11/24(木)マリンメッセ福岡
GUEST:BUCKCHERRY
OPEN 17:00 / START 18:00
11/25(金)愛知県体育館
GUEST:BUCKCHERRY
OPEN 17:00 / START 18:00
▼追加公演決定!!
11/27(日)パシフィコ横浜国立大ホール
GUEST:BUCKCHERRY
OPEN 16:00 / START 17:00
TICKET S席¥9,500- A席¥8,000-(税込)
[問]Creativeman
http://www.creativeman.co.jp/
──ジャパン・ツアーも開幕寸前の今、日本のファンの多くは“あの4人”によるモトリー・クルーが再び観られることにめちゃくちゃエキサイトしているはずです。あなた自身の視点からすると「このラインナップだからこそ生まれ得るマジック」というのは一体どういったものだということになるんでしょう?
ミック:俺に言わせれば、要するに誰かが欠けるとリンゴ(・スター)のいないビートルズみたいになっちまうってことなんじゃないかな。各々のメンバーがある種のカリスマ性を持ってて、それぞれがこのバンドに何らかのものを持ち込んでる。いわば俺たちは、4箇所で同時に演技が進行してるサーカスみたいなもんなんだ。各々が自分のことをやっていつつも同時に一体感があるってわけ。わかるかな? 俺たちが作りあげる音楽は他の誰とも違う。ヴィンスの声にしても、俺のギター、トミーのドラム、ニッキーのベースにしても、聴けばすぐに誰だかわかる。そんなバンド、滅多にいないだろ? ストーンズとかエアロスミスくらいのもんだ。多くのバンドが出てきては消えていくなかで長いこと生き残っていくには、自分自身に打ち勝たなきゃいけない。そこで「俺様を誰だと思ってるんだ!」的なエゴさえ乗り越えられれば、すべて上手くいくようになるもんなんだ。もうひとつ大事なのは、お互いよく話すこと。いろんな気持ちを抱え込んだまま、誰かに対して受け身になったり攻撃的になったりしてても上手くいくわけがない。しっかり話をして、意志の疎通をはかることが大事なんだ。ちょっと質問からは話がそれたけど(笑)、つまり、今の俺たちに不安要素はないってことさ。
──ファンが心配していることのひとつに、あなたの体調という問題があると思うんです0。実際、リユニオン直前に脊髄炎の手術を受けたことはファンの間でも知られていますし、過酷なツアーに本当に堪え得る健康状態なのかどうかを疑問視する声もなくはありません。実際のところ、体調はどうなんです?
ミック:俺は絶好調だよ。何の支障もない。確かにこの厄介な持病には少しいたぶられたけど、こんなことで駄目になる俺じゃない。何モノにも俺は止められやしないんだ。ステージに立ってプレイできる状態であれば、俺は必ずそこにいるつもりさ。車椅子なんて要らない。まだまだ自分の足でちゃんと立てるさ(笑)。
──安心しました(笑)。ところでさきほどサーカスという言葉が出ましたけど、今回のツアーの演出自体、サーカスがモチーフになってるんですよね?
ミック:ああ、うん。最初にニッキーが「サーカスをテーマにしたものが演りたい」って言ってきたんだ。同時に俺は、もっと見せ物小屋的なフリーク・ショウっぽい演出を考えてた。ま、お互い遠からずのアイディアだったってことだな。見せ物小屋ってのはカーニヴァルとかには大抵あって、25セントとかの入場料を払って中に入ると、鶏の頭を食いちぎる男とかそういった奇人変人が見られるんだ。ノコギリで身体を真っぷたつに切られる女とかね。俺たちのステージでも実際、そういうコワいことが起きてる(笑)。天井から吊るされてる女とか、口から火を吹く小人とかね。ハチャメチャだよ。あんまり具体的には言わずにおくけど、ニッキーがステージで××を××させたり、トミーがドラム・ソロの時、××××したり。超クールだよ(笑)。
──今回のツアーでは初期のレパートリーもかなり演奏されてますよね。長年プレイしていなかったような曲も含まれているはずですが。
ミック:うん。実際、20年くらいプレイしていない曲もあった。要するに、下手すりゃ俺たちのファンの一部が生まれる前の曲ってことだ。そういう曲たちを掘り起こしてきて再浮上させるために、曲のパーツを覚え直すのはひとつのチャレンジだったな。たとえば「On With The Show」とか「Too Fast For Love」とか。そのへんの曲を作ってた当時の俺は四六時中めちゃくちゃハイな状態で過ごしてたから、今になってその手の曲に向き合うと「俺はいったい何をやっちまったんだ?」って気分になる(笑)。ま、でも、楽しんでやってるよ。
──さて、いよいよこの11月19日にはにはジャパン・ツアーも始まるわけですが、これまでの豊富な来日経験のなかで特に印象深かったことというと何が思い出されます?
ミック:日本ではいつも楽しい思いをさせてもらってる。なかでも印象に残ってるのは、ある店に呑みに行ったとき、そこのオーナーがゴジラのマスクをくれたときのこと。俺もかなり酔っぱらってて、そのマスクを被ったまま自分のケツを出して、そのまま吠えたり奇声をあげたりしながら夜の街に出ていったんだ(笑)。すごく楽しかった。でも、とにかく日本ではいつも楽しいんだ。みんなすごく歓迎してくれるし、親切にしてくれるからね。
──今回、日本滞在中に日程的余裕があったなら、どんなことをしてみたいですか?
ミック:そうだなぁ。実は常々やりたいと思ってるのに、いつもプロモーターに止められることがあるんだ。俺、一度でいいからフグを食べてみたいんだよ(笑)。
──そ、それは万が一のことを考えて、諦めていただければ、と(笑)。最後に日本の、2種類のファンに向けてメッセージをお願いします。まずは長年モトリー・クルーを愛し続けてきたダイ・ハードなファンたちに。そして次に、今回のツアーで初めてモトリーを実体験することになる新しい世代に向けて。
ミック:何があろうともこれまで俺たちを応援し続けてくれたすべてのファンには、まず「ありがとう」と言いたい。俺たちを信じて、いつか必ず戻ってくると確信してくれてたファンには、心から感謝してる。あと若いファンに対しては、「果たしてキミはどんな世界に足を踏み入れたのか……まだまだこれからがお楽しみさ」とだけ言っておこう(笑)。
取材・文●増田勇一
<Motley Crue JAPAN TOUR 2005>
モトリー・クルー完全復活!!
全公演にBuckcherryゲスト出演決定!!
11/19(土)さいたまスーパーアリーナ
GUEST:BUCKCHERRY
OPEN 15:30 / START 17:00
11/20(日)さいたまスーパーアリーナ
GUEST:BUCKCHERRY
OPEN 15:30 / START 17:00
11/21(月)広島サンプラザホール
GUEST:BUCKCHERRY
OPEN 18:00 / START 19:00
11/23(水・祝)大阪城ホール
GUEST:BUCKCHERRY
OPEN 16:00 / START 17:00
11/24(木)マリンメッセ福岡
GUEST:BUCKCHERRY
OPEN 17:00 / START 18:00
11/25(金)愛知県体育館
GUEST:BUCKCHERRY
OPEN 17:00 / START 18:00
▼追加公演決定!!
11/27(日)パシフィコ横浜国立大ホール
GUEST:BUCKCHERRY
OPEN 16:00 / START 17:00
TICKET S席¥9,500- A席¥8,000-(税込)
[問]Creativeman
http://www.creativeman.co.jp/
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