ボノ、父親の最期を語る

U2のフロントマン、ボノが４年前に亡くなった父親との関係、病院での最後の言葉について『Rolling Stone』誌に話をした。ボノは、郵便配達員だった父親ボブ・ヒューソンとの関係が良好でなかったと告白している。

ボノは、父親が最後に発したのはののしり言葉だったと語っている。「病室で彼のベッドの横にマットレスを敷いて寝てたんだ。そしたらうなり声で目が覚めた。看護婦が来て“ボブ、大丈夫”って声をかけたら、父は“俺をここから連れ出してくれ。ここは刑務所みたいだ。家に帰りたい”ってことを囁いた。彼の最後の言葉は“Fuck Off”だったよ」

ボノは息子より優れていると考える父との間には、争いが絶えなかったと話している。「父を愛してた。でも僕たちは最後まで戦闘態勢だったんだ。僕は自分の子供たちとはまったく違う関係を築いてる。父とはこんな関係を持てなかった。彼はいつも、この場には自分より頭のいい奴はいないって考えてたからね」

ボノの父親は、'01年に亡くなった。ヨーロッパ・ツアー中だったボノだが、最後の数日は病院に寝泊りし父親を看取っている。

Ako Suzuki, London