──さて。新メンバーのハヴィエに訊きたいんだけど、すでにイギリスや日本を中心に、確固たる人気を持つステレオフォニックスに入ることを、プレッシャーに感じたことは?
ハヴィエ・ウェイラー(Dr、以下ハヴィエ):プレッシャーはない、とは言い切れないね。これまで彼らにたずさわってきたドラマーは全員、すばらしい才能の持ち主だからね。それを引き継いでのワケだから、プレッシャーを感じるよ。でも、ドラムの前に座れば、オレは感じたままをプレイするだけ。だから、そういうことを考えるのはドラムから離れたときだね。でも、あんまり考えないようにしているよ。
──じゃあレコーディングは、結構自由な雰囲気で進行した感じ?
ハヴィエ:そうだね。すごく自由にいろんなアイデアを言えたよ。おかげで、レコーディングは、スタジオに入って8日目で15曲も仕上げたというくらい、刺激的で内容の濃いものだったんだ。時々、オレは昔からこのバンドのメンバーだったような錯覚さえ起こったほどさ。
──とくに思い出深い曲はありますか?
ハヴィエ:11曲すべてが思い出深いよ。強いてあげるなら、ラストの「フィール」かな。これは、ケリーがベースで作った曲なんだけど、静かなところから始まって、だんだんと盛り上がっていく演出をドラムで表現できて、特別な思い入れがあるよ。
──このアルバムが完成したことで、また新しい音楽的欲求が生まれたのでは?
ケリー:そうだね。いろいろと挑戦したいことが増えた、エキサイティングなレコーディングだったよ。だから、ここに入りきらなかった、いい曲が他にもいっぱいあるんだ。まずは、それらを再構築してアルバムを早く作りたいよ。
──でも、本作を聴いていると、もう過去の曲はライヴでやらないのでは?と心配です。
ケリー:まぁ、アコースティックな曲はやらないかもね。でもロックン ロールなものはやるつもりさ。6月に日本でライヴをやるんで、そのときまで楽しみにしててよ。
取材・文●松永尚久 |
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