エミネム、英国の無名アーティストと契約

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エミネムと50セントが、UK出身の無名R&Bアーティストと契約を交わした。このデュオ、TIIDAはLAのストリートで歌っていたところをエミネムの側近にスカウトされたのだという。彼らは、エミネムと50セントがR&Bをフィーチャーするためスタートしたニュー・レーベル、G-Unit Soul Labelが契約を交わした初のアーティストとなる。

メンバーの1人グラント・ハーヴェイは、英国の田舎町スカンソープの出身。ミュージシャンになることを目指しLAに渡ったものの、エミネムらに見出されるまではホームレス同然の生活をしていたという。現在TIIDAは、レーベルのメイン・プロジェクト。ハーヴェイは、このシンデレラ・ストーリーをこう明かしている。「何もかも売り払ってLAに渡ったものの、えらく大変だった。しばらくホームレスで、ポン引きと暮らしていたこともあったよ。あきらめてイギリスに戻ろうかと思ってたら、50とエミネムのおかげで急展開したんだ」

これまで無名だったハーヴェイだが、実はその昔、ボーイズ・グループ、ブルーに参加するのを断ったという経歴の持ち主。既製バンドのメンバーにはなりたくはなかったのだという。ちなみに、ハーヴェイの代わりに選ばれたのがダンカン・ジェームスだったらしい。その話からもわかるように、ルックスも抜群な彼ら(もう1人のブッカーは元モデルだという)。50セントはTIIDAがこの先、アメリカでUKアーティストとしては記録的なセールスを上げるだろうと目論んでいる。

TIIDAは現在、デビュー・アルバムを制作中。彼らについての詳しい情報は、公式サイトg-unitsoul.comまで。

Ako Suzuki, London
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