コールドプレイのクリス、アフリカ視察旅行を語る

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コールドプレイのフロントマン、クリス・マーティンが年明けに訪れたアフリカの現状について話をした。マーティンは、第3世界との不平等な貿易に対して異議を唱えるチャリティ団体Oxfamの<Make Povery History>キャンペーンの一環として西アフリカのガーナを訪れていた。

マーティンは「父親になったことで、世界を見る目が変わった」と『The Sun』紙のインタヴューで話している。「世界中を旅してると、金持ちの国がどれだけ貧乏な国から搾取しているのかよくわかる。娘が大きくなったとき、いまよりいい世界であって欲しいんだ」

ガーナ北部の学校を訪れたマーティンは、こう感想を述べている。「すごく貧しい地域で、たった1人の先生しかいなかった。設備なんてものは、ほとんどなかったよ。黒板でさえ使い物になってない。子供たちにチャンスなんか与えられてないんだ。ガーナ政府は、金持ちの国に巨額な借金を返済してる。その金を教育に使うこともできるのに」「俺達の国は、彼らが何かを売ろうとすると高い税率をかける。そして代わりにアメリカなんかで作った安い穀物を売りつけてるんだ。彼らの自立を妨害してるんだよ」

マーティンは、コールドプレイのツアーで世界を回るとき、不平等貿易を撲滅しようとする<Fair Trade>キャンペーンをプロモーションしていくつもりだという。「もしみんながこの不平等な貿易が生み出す結果を知ったら、ショックを受けると思う。楽しい話題じゃないのはわかってる。でも俺は、この問題に音楽と同じくらい真剣に取り組んでるんだ」

Ako Suzuki, London
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