U2、新アルバムリリースと同時にヒストリー本も登場

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'00年10月に発売され大ヒットを記録した『All That You Cant Leave Behind』以来4年ぶりとなるオリジナル・アルバム『How To Dismantle An Atomic Bomb』がリリースされ、本年度の話題を独占しそうなU2。このアルバム、レコーディングを終えて南フランスでジャケット撮影をしている際に、音源を収録したCDが盗難されたといういわくつきの作品だ。限定盤とデラックス限定盤はCDとDVDがセットになっており、ドキュメンタリー映像なども楽しめるというスペシャルな内容になっている。活動25周年で通算10枚目となるこのアルバムは、ボノも強力な手ごたえを感じているようで、U2の代表的なアルバムになることは間違いなさそう。

そんなU2の内面世界にスポットを当てつつ、彼らの活動を振り返るヒストリー本が発売された。『U2 WALK ON:THE SPIRITUAL JOURNEY OF U2』(岳陽舎)\1,890(tax in)だ。サウンド面では世界のロックシーンを牽引し続ける圧倒的なパワー、そして音楽以外の活動でも多大な影響力あるメッセージを発するなどの2面性を持つ彼らのバックボーンや、これまで歩んできた道、4人のメンバーの出会い、そして世界的なミュージシャンとの交流など、彼らの活動のほぼすべてが一望できる内容になっている。U2とキリスト教との関わりに重点を置いており、他では見られなかった視点で書かれているのが本書の最大の特徴となっている。

著者は20年以上に渡ってU2の信仰精神を研究、執筆してきた人物で、現在はアイルランド、ベルファストのクイーンズ大学専属牧師。U2が歩んできた25年という時間の中にある変遷や、彼らの破天荒にさえ見える行動の意味を探りたい人は一読してみてはいかがだろうか。
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