<FRF'04>WHITE STAGEと完全にマッチした煌めきの世界、ゆらゆら帝国

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2日目も終わりに近づいた8時過ぎ、前日のお酒も残り気味でもうふらふらふら…。ちょっと早いか? そんなこの日の私の体調にぴったりなバンド、ゆらゆら帝国のライヴを見逃すまいと、全力を振りしぼってWHITE STAGEへ。

会場はスタート前からたくさんの人で埋めつくされる。この日一番のWHITE STAGEの人の入りではないか…。そしてライヴが始まっても、通りすがりの人もこのゆらゆらした帝国サウンドにどっぷりと嵌ってしまう。いつも通りの佇まいとそのサウンドなのだが、自然の中でフィードバックするギター音と照らされる怪しげなライト、<FRF>のミラクルな空気感は漂っていた。生と動のサウンド、そして3人が生み出すグルーヴへと迷い込んで四次元の世界に辿りつく…そんな気分にさせられる。去年2枚『しびれ』『めまい』のアルバムをリリースしたとあって『しびれ』の曲が多く披露されたのだが、それでも前半に演った「発光体」で観客を目覚めさせ、「ラメのパンタロン」なども歓声があがった。

ゆらゆらの音に、歌声に浸っていると…あっという間に時が過ぎていく。そんな中、「最後、熱唱します!」と坂本(Vo&G)のラストを告げるひとこと。ラスト曲は「星になれた」を披露。WHITE STAGEにぴったり合ったその選曲に、イントロのギター音だけでも鳥肌が立ったのだが、また坂本の歌声には本当に胸を熱くさせられた。昼間は雨が降ったり、流星こそ観られなかったけど、やっぱり<FRF>のゆらゆら帝国のきらめきの世界は最高だったよ!

7/31@WHITE STAGE
(i.tomo)
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