アリス・クーパーが“博士”に

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ヒューストン・クロニクル紙などによると、ハードロック・スターのアリス・クーパー(56歳)に名誉博士号が授与されることになった。この栄誉を決定したのはアリゾナ州フェニックスにあるクリスチャン系大学のグランド・キャニオン・ユニバーシティ。大学側は「アリス・クーパーは過酷な業界で大成した人物。何よりも信仰心を大切にしている」と話している。

マリリン・マンソンといったショック・ロッカーに影響を与えるなど、ホラー・スタイルのパフォーマンスで知られるクーパーだが、神への畏怖を忘れたことはないと言う。彼は「地獄へ行きたくない。……俺はキリストに従うために人生を捧げている」とEkklesiaのインタヴューで語った。

クーパーは若者の奨学制度や教育資金援助のための団体、ソリッド・ロック基金を設立、また、地元フェニックスでは少年野球チームの指導をしたり、大学で講義を行っている。副学長のマイケル・K・クリフォードは声明の中で「学生の本当の師となり、知識や価値のあるふれ合い、真の人生経験を教えてくれた」と述べた。こうした活動が今回の博士号の授与につながったようだ。

授与式は5月7日(土)、同大学の卒業式の日に行われる。

クーパーの学校をテーマにした曲ではヒット・ソング「School's Out」が有名。彼は6月4日、アイルランドのダブリンからヨーロッパ・ツアーをスタートさせる。

T.Kimura
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