【ドラマー鼎談】櫻井誠[Dragon Ash]× KOUICHI[10-FEET]× SAMBU[NAMBA69]、「ドラムの話は一番しないです」

■俺とKOUICHIさん2人
■海辺でずっと語ってました──SAMBU [NAMBA69]
──しゃべっていて自分らでハードル上げてないですか(笑)。3人の人間的な魅力はどうなんですか? コイツのこういうところ、男でも惚れちゃうなとか。そんな側面も?
櫻井:惚れるところは特にないっすけど。でもドラマーは広報的な立場のヤツが多いんですよ、バンド内でね。だからドラムのヤツがいかにおもしろいか、人を惹きつけるかで、営業成績が変わってくるし、バンドのイメージも変わってくる。たとえば、フェスに出演するチャンスを掴むんでも、他のバンドと仲良くなれるかってのが大事で。一歩引いてるバンドには声掛けづらいんだけど、仲良くなっちゃったら、音楽も好きだし、おもしろいから来年はフェスに呼ぼうってなるじゃないですか。人間ってやっぱそんなもんで。メチャクチャうまくても、バンドがカッコよくても、アイツらは絡みづらいんだよなってこともあって、そういうヤツらは一緒にやりづらいよね。
──エッ、誰?
櫻井:いやいや、言わないっすけど(笑)。だからドラマーがまず窓口になってね。
KOUICHI:ドラマーは社交的な人が多いと思いますよ、ほんまに。
──フェス以外でもつるむこと多いですか?
SAMBU:サクさんとは一昨日も呑んでました。
KOUICHI:僕は京都なんでね、住んでるのが。
櫻井:でも家に行ったりしてるよ。
KOUICHI:そうそう、京都の家まで遊びに来たりしてくれて。
|
| ▲<What a Wonderful World!! 16>BARKS内特集ページへ |
SAMBU:去年、沖縄のMONGOL800のフェス(※What a Wonderful World!!16)で、ほとんどの出演バンドは前乗りしてたから、みんなワチャワチャしてたっぽいんですよ。ところが俺とKOUICHIさん2人、海辺でずっと語ってました(笑)。
櫻井:おお〜、気持ち悪い!
SAMBU:2人っきりでステーキ食べて、その後は呑みに行くこともなく、夕日を観ながら海辺でコーヒー片手に語り合って(笑)。
──お互いの指先が、砂浜の上で徐々に近寄っていく感じで?
SAMBU:最終的に指を絡ませる感じ(笑)?
櫻井:ラブパターンあった?もしかして(笑)? 沖縄マジックあるからな。
KOUICHI:あるな、沖縄には。でも、そうなる手前で帰った(笑)。
──そういう付き合いの3人だから、番組も相当おもしろいことになりそう。
櫻井:そういう付き合いってどういうこと(笑)? でも初回は俺らもどうなるか分かってないんで、全然舵取りできないと思いますけど。でも1ヵ月あるんで、後半に向けてエンジンを吹かしていければなと(笑)。
SAMBU:だから2回目、3回目、4回目と期待してくれれば。
KOUICHI:AbemaTV側からしたら、1回目から後半のテンションでやれってことですよ。
櫻井:もちろん初回から全力ですけど。
KOUICHI:全力でいかな。
SAMBU:全力でいくってなに(笑)?
KOUICHI:ははは。あんまり構えんほうがええと思うで。普段の感じを出せれば。
SAMBU:深夜帯の番組なんで、テンション的にもワーッとやるよりは……。
櫻井:そう、アダルトなムードも出しますよ。片チクビをずっと出します(笑)。
SAMBU:片チクビが肝やね(笑)。両方出したら、ただの変な人やから。
櫻井:観てる人も「あれっ? チクビ見えてない?」ってずーっと気になる。「おかしいな〜」って、観てる人は画面をこうやって(※ピンチアウト)、拡大しようとする(笑)。
SAMBU:4週目ぐらいはガン開きで(笑)。
|
| ▲KOUICHI [10-FEET] |
──そこはともかく、回を重ねるごとに番組内容も変化しそうな勢いですか?
櫻井:変化しないとマズイよね、これ(笑)。
SAMBU:とりあえず初回をやってみて、どうなるのかって感じになると思います。
櫻井:コーナー的に生き残るのが何本あるのかっていう。
SAMBU:3人で前に打ち合わせして、企画もいろいろ出したんですよ。
KOUICHI:3人で歌いたいけどな。
櫻井:マジ歌選手権やろうか。
KOUICHI:そういうのもやってみたいよ。
──そのスペシャルゲストに藤井フミヤさん?
KOUICHI:電話しときます。
櫻井:ヤバイな、F-BLOODの曲を歌わないと。
SAMBU:エッ、そっち(笑)?
KOUICHI:弟さんも来ないとあかんやん。ほんと、番組内容は探り探りやな。
櫻井:でも大丈夫、この3人、けっこうおもしろいんで。おもしろくなるのは間違いない。ただ舵取りはたぶん、誰もできない(笑)。
KOUICHI:僕は、2人がいるから安心してる。乗っかるだけなんで。
SAMBU:僕は兄さん方を笑顔で見守るだけ。
櫻井:僕は関西人はおもろいと思ってるんで。
KOUICHI:絶対思ってへんやん。ほんとに思ってんの?ありがとう(笑)。3人のこの楽しい感じを出せたら。
──脱線の繰り返しで、先が読めないのもこの番組のおもしろさ?
櫻井:間違いない。
──未知数の可能性しかない男達による深夜の大暴走番組ですか?
SAMBU:いいっすね。どんどんこの取材で定まってきましたよ(笑)。
櫻井:それ、今、ちょっと思ってた。“大暴走、いいね〜、あるね”って(笑)。









