【インタビュー】Q’ulle まぁむ&ゆずきのスマホから写真を発掘。活動を振り返る

■ Q’ulleで見えてきたこと
── ところで、10月に結成を発表した時と今では、環境や気持ちの違いとかありますか?
まぁむ:結成会見をしたときは、変な言い方かもしれないですけど、“やらされてる感”というか。こんなんでいいのかな? って思いつつ、でも言えないみたいな。でも今は、“それはねーだろ”ってことは「それはねーです(笑)」って言えるかな。やりたいこと、自分たちが作っていきたいものが見えてきたから、意見も言えるようになって。
── 自分たちがどこに向かうか、どうあるべきかというのはQ’ulleでは見えている、と。
まぁむ:見えてきたかな。
── きんぐさんは?
ゆずき:同じですね。最初の頃は言われたことをやってればいいんだろうなって考えだったんですよ。だから衣装も言われたものを着てればいいんだなって思ったんです。でもそうじゃないんだなって。自分たちからどんどんアイデアを出していくのがQ’ulleとして大事なんだなということが、わかってきました。みんなで作っていくというか。
── Q’ulleはアイドルなのかアーティストなのか、っていうのが渋谷CYCLONEの公開インタビューでもありましたけど、そこは、いわゆるアイドルとは異なるポイントですね。自分たちで作ってますもんね。
ゆずき:けっこうみんなわがままだしね(笑)。
── なるほどね。大人たちの言うことを聞かないと。
ゆずき:聞かないかも。ずっと反抗期みたいな(笑)。
── 言うこと聞かないから、「じゃあ、お前ら責任も持てよ」ということで大人の人たちがやらせてたら、それもうスタンスとしてアーティストだよね、ってことなのかもしれませんね。
ふたり:どうなんですかねぇー。
── シングルを出してアルバムも出るということで、曲に込める気持ち、歌い方とかも変化は出てきたんですか?
ゆずき:聴くとやっぱり全然違う感じがしますね。
── それは意識をしているのか、無意識なのか。
ゆずき:意識的なのかもしれないけど、どうなんだろう……うーん。
── 気持ちとかは? 気持ちも? 最初の頃はいきなり曲をもらうって戸惑いがあると思うんですよ。どう歌えばいいのか。最初は誰かのマネになりがちになったりするじゃないですか。というのが、今は自分の歌になりつつあるのか? とか。
まぁむ:そもそもQ’ulleを始めるまで歌ってきていないので、どう歌えばいいのかわからないままレコーディングに入っていたんですけど、CDとして出て、“あ、ここはもうちょっとこうしたほうがよかったのかな?”とか、自分なりの反省点じゃないけど、課題が出てきて。“じゃあ、次のレコーディングではこうしよう”っていうのは、回を重ねるごとに出てきましたね。
── 成長しているわけですね、日々。
まぁむ:してたらいいな。







