■ ゆずきの写真「Chainの衣装」

── じゃあ、改めてきんぐさんの写真を。いくつか出していただきましたが、自分で思い入れのあるのはどれですか？

ゆずき：思い入れのあるのは……全部！

── まぁ、そうですよね。じゃあ、話しやすいと思う……これ、いきますか。

ゆずき：はい。

── これって渋谷CYCLONEのワンマンライブでお披露目された「Chain」の衣装。

ゆずき：そうです。

── ただ、渋谷CYCLONEでは「MONSTER」のときのインパクトがすごく強くて。赤い光で染まるステージでフード被ってたビジュアルの。だから、このインタビューの準備するまで「MONSTER」の衣装だと勘違いしてました。

ゆずき：カッコいいからねぇ。

── ちなみに何を思ってこういう衣装にしたのでしょうか。

ゆずき：いろいろあるんですよね。変形っぽいのを作りたくて、フードを大きくして、深めにかぶれるようなものにしたりとか、袖がすごく大きく開いていたりとか。歌詞がChainに縛られてる感じ、Chainと戦っているような歌詞なので、パーカーをChainに見立てたり。インナーには女の子の間で流行っているようなセットアップを着ているんですけど、脱いだら普通の女の子、みたいな。スカートもボロボロになっているんですけど、それは女の子が戦った証みたいなのを表してます。

── なるほど！ すごいね！

まぁむ：衣装にも物語があります。

ゆずき：曲があってこその衣装だよね。

── 今後、Q’ulleの衣装は私がやりたい、とかは？

ゆずき：Chainの衣装をやるまでは本当は衣装をやりたくなかったんですよ。私は学校に行ってたというだけの素人なので、そんな私が衣装をやる必要がないというか、恐れが多いなと思ってたんですよね。でもこれがみんなから評判が良くて。なんだろう……アーティストとしての方面でもこういうデザインをやっていけると成長になるのかな、と。

── Q’ulleの個性、武器になるよね。……というか、この衣装よく見ると、きんぐさんがいちばん似合うような衣装になっている気がするのは、私だけですか？

ゆずき：そこは考えてないですね。

── 似合ってるよね。

まぁむ：かわいい。かっこいい。（笑）

スタッフ：ライブを見ていて、いちばん見せ方を知っているなと思いました。フードのかぶりかたとか。

ゆずき：でも、その人に合う服を作るのは好きです。前のグループとかもそういう衣装を考えたりしていました。“この子は足が長いから、足を見せよう”とか。

── ほう。

ゆずき：“この子はスタイルがいいから、くびれをキュッとさせよう”とかってやったりしています。

── その人の長所というか、ポイントとなるところを見抜ける、ということですね。

ゆずき：けっこう体とか見ちゃいますね。