家族はさておき、恋人の誕生日だけは覚えている
恋人の誕生日はちゃんと覚えていても、両親の誕生日はわからない…、それが現代の家族像のようです。
ブロガー向け情報サイト「ブロッチ」などネットマーケティングを展開するアイシェアが、携帯電話ユーザー363名を対象に、誕生日に関する意識調査を実施した。
まず、家族の生年月日が言えるかどうかを聞いたところ、父親は全体の69.7%、母親は70.8%と、いずれも7割が「言える」と回答。月日だけではなく、西暦(年号)をもきちんと答えられる人がこれだけいるのはなかなかの好成績といえるかもしれない。そこに月日だけ/年だけという人を加えると、10人中9人以上が答えられると回答。
なお、全く分からないと思しき回答が、父親は全体の9.6%、母親は3.6%残っている。両親の誕生日くらいは知っていても罰は当たらないと思うが、これが現実のようだ。またこれが兄弟・姉妹の誕生日になると、97.2%が分かると回答、両親の誕生日よりも覚えている割合が多い。これは本人にとっての親密度に比例していると考えれば、合点がいく。親子間での信頼・コミュニケーション不足が、このギャップを作り出しているとするならば、世の親御さんたちは、一度わが身を振り返ってみる必要があるのかもしれない。
なお、これが実の子供になると、年月日を答えられる割合は93.4%に上昇。しかし、逆に、0.7%…つまり150人の親のうちひとりは、我が子の誕生日が分からないと答えている。これは由々しき問題とみるか、そんなもんだと認識するか、大きな問題だ。
さてさて、そんな親、子供の誕生日よりもはるかに覚えている割合が高かったのが、「配偶者・恋人の誕生日」。なんと全体の96.2%が「言える」と回答。つまり結果を一言で表すなら、「親兄弟よりもカレシ、カノジョのメモリアルデーのほうをしっかり覚えている」ということ。これは…、納得ですね。確かにこんな大切な日を万が一にも忘れたりしたら、ふたりの間で大問題になることは必至だろう。
ただ、恋人の誕生日をいつも大事に胸にしまっていても、数ヶ月で “どうでもいい平日” に戻ってしまうことだってあるんですけどねぇ…。
あなたは、家族の誕生日、きちんと言えますか? 忘れられない “どうでもいい平日” もあったりして?