これぞ問題作…! 監督タランティーノが傾倒する“日本もの”総ざらい
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これぞ問題作…! 監督タランティーノが傾倒する“日本もの”総ざらい 公開前から何かと話題を呼び、初登場で全米No.1を記録したクエンティン・タランティーノ監督の新作「キル・ビル」は、ユマ・サーマンが復讐の鬼と化す超絶バイオレンス・アクション。噂に違わず賛否両論、ケンケンガクガク、物議をかもしそうな問題作だ。
主人公は結婚式の最中に襲撃され、凶弾に倒れたザ・ブライド(花嫁)。元殺し屋の彼女は、4年間の昏睡状態から目覚めると、たった1人で復讐の旅に出る。と文字にしてしまえばストーリーはひどく単純。あとはもう、切って切って切りまくるという感じ。でも、シリアスで凄惨な場面ばかりかというと、全然そんなことはなくて、金髪のヒロインはブルース・リーばりの黄色いジャージ姿だし、日本刀を伝授する服部半蔵役の千葉真一も、ヤクザの女親分役のルーシー・リューも、妙な日本語で笑いを誘う。深作欣二、チャンバラ映画、ジャパニメーションなど、タランティーノが傾倒する“日本もの”総ざらいの大安売りといった風情。「所詮はすべてパロディ」と思えるかどうかどうかで、楽しめるか楽しめないかが決まってくるだろう。 タランティーノはこの映画を、「ぜひ女の子に見てほしい。見て元気になってほしい」と言っていたが、画面で展開されるパワフルで濃厚な映像を受け止めるには、観る側にもかなりのパワーが必要。というわけで、「これを見て元気になれる女の子は、最初から元気な子なんじゃないの?」と、思わずツッコミを入れたくなりつつも、後編の『キル・ビルVol.2』(来春公開予定)に期待しまうのだった。 文●原令美/e-fields
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当然日本にもやってきた! 【記者会見】!
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![]() この歓迎ぶりに気をよくしたのか、タランティーノはしゃべるしゃべる。「13年ぶりの日本で嬉しいよ。日本映画は僕にたくさんの力を与えてくれたんだよ。今回はその大好きなヤクザ映画をモチーフに作ることができたしね。あ、女性を中心に描いたのは、男性の仁義とは違うものが描けると思ったからなんだよ」などなど。
そして注目の集まる主人公2人はというと、好きな日本語は?の質問に、ユマは「日本刀が…必要ですぅ」と映画どおりのセリフを披露。おもちゃの刀でポーズを取ってくださいとのリクエストにも、刀を噛んでみたりとリラックスした様子。一方、ルーシーは背筋をピンと伸ばしスター然とした佇まいで「日本刀は特別なもの。小道具と呼び切れない、美術品」とポーズのリクエストは丁寧にお断り。でも栗山千明やジュリー・ドレフュスに対する気遣いも忘れないところが一流スターなところか。 タイプの違う主人公2人、そして日本人俳優も絡み、アニメーション導入部分もありの映画だが、すべてがタランティーノという尋常でない強烈な個性、才能、パワーの持ち主によって集結している、そんな印象を受けた映画であり、会見現場だった。 文●編集部
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