トランザムで数々の名曲を残し、サディスティック・ミカ・バンドに小原礼の代わりにベーシストとして参加し、独自のチョッパー奏法(スラップベース)が“フラメンコスタイル”としてヨーロッパで大絶賛を浴びた後藤次利。その後サディスティックスで、フュージョンプレイヤーとして大活躍。ソロアルバムの多くで超絶テクニックのベーシストとして名を馳せ、数々の名演を残して、20世紀後半、後藤次利は作・編曲家の道を歩み始めた。最近では後者の実績で語られることの多い彼だが、2003年、遂にベースプレイヤーとして本格的な活動を始める。その露払いとなるのがソロアルバム『do not disturb』だ。今回は、ベースプレイヤーとしてのコダワリや今後の展望について、我がBARKSの今野多久郎と語り合ってもらった。
吉川晃司プロジェクト、そしてとんねるずの「がらがらへびがやってくる」がミリオンセラーに。1994年にはNTV系「NNN今日の出来事」のエンディングテーマ・サウンドプロデュース、1996年にはスキャットマン・ジョンの「SU・SU・SUPERキレイ」(カネボウCM)の作・編曲、1997年は石橋貴明と工藤静香のユニット「LITTLE KISS」の「A.S.A.P」の作・編曲。そして1998年からは野猿の全シングル、アルバム、ツアーなど、サウンドプロデュース全般を手がける。2000年になってからは、サディスティックス復活、高中正義Power Live参加、クロスオーバー・ジャパンでの高中正義との競演など、プレイヤーとして活動を復活させており、2003年の今、18年ぶりとなるソロアルバム『do not disturb』を完成させた。