【インタビュー】ASIAN KUNG-FU GENERATION、感動を呼ぶ両A面シングルに充実の現在形「毎回が幕開け」

■60歳になったら禁酒を解く(笑)
■メンバーで飲みたいです
──ジャカルタと横浜での久々の<NANO-MUGEN>は楽しみですね。では最後に聞いておきたいことがあります。「MAKUAKE」も、それからその前の「ライフ イズ ビューティフル」も、未来についての描写がありますよね。それと横浜BUNTAIの時にゴッチが「これからまだ向こう10年ぐらいは転がっていきたい」と言ってましたけど、これからの自分、あるいは自分たちはどうしていきたいかを語ってもらいたいです。おひとりずつ。
喜多:最近、よくMCでゴッチが「還暦まではアジカンやります」って言ってるんですよ。僕は60歳になったら今やめてるアルコールを復活させようかと思ってるんですけど(笑)。
後藤:……本当の解散の時が訪れますね! それは。
喜多:吉と出るか、凶と出るか(笑)。
後藤:いや、凶としか出ないよ。絶対、凶だと思う!
喜多:ははは。だから60歳になったら、メンバーで飲みたいです。最初はやっぱりメンバーで飲むんじゃないですか? みんなに集まってほしいですね。僕の禁酒が解かれる時は!
後藤:もう絶対、一次会で帰りたい! というか、最初の乾杯だけで帰りたいよ。

──喜多くんが禁酒して、けっこう長いですよね。
伊地知:10年は経ってない?
喜多:10年は経ってない。7年ぐらいかな。
後藤:このままやめたほうがいいと思うよ、俺は。本当に!
喜多:復活させないほうがいいって言うんですよ(笑)。なので、その時は青木さんもお祝いに来てください。招待状送るんで!
後藤:呼ばれたくねえなぁ(笑)。
伊地知:僕は、アジカンは続けていきたいですね。この感じで行ったら、たぶん相当続くんじゃないかなと。メンバーがかわらず にこれだけ続けられるのって、もう奇跡だと思うんですよね。これが一番の財産だなと思ってます。とにかくみんな、健康でいてほしいなと。病気になってほしくないなと。あと個人的には、フェスへの出店を全国展開したいですね。今ちょっと関東圏しか出せてないんですけど。
──伊地知くんのお店を、各地の音楽フェスに?
伊地知:仕込みを横浜でやってるので、今は行けて<ARABAKI ROCK FEST.>、仙台ぐらいなんですけど。できれば<RISING SUN ROCK FESTIVAL>とか、九州にも出店したいですね。お待ちしてます。とにかく拡大していきたいと思います。
後藤:店やればいいじゃん、もう。“イジチヤ”みたいなやつ。”サイゼリヤ”みたいなね。カタカナでイジチヤ(笑)。
喜多:チェーン展開(笑)? そうなると潔がバンドにいてくれるか、危ないですよね、そっちのほうであんまり儲かると、こんな「続けたいですね」って言ってる人が抜けるかもしれない(笑)。

──ははは。ゴッチはどうですか?
後藤:そうですね。やっぱり“このバンドでアルバム作りたいな”っていうのはありますし、曲は作り続けたいなと思うし。でも自分の人生考えると、いろんな場所に行けるのが特別なことで……それは日本でもそうだし、海外でもそうだし。レコーディングとかだって“このスタジオに行ったからこの音になる”みたいなことがあるから。そういう体験って、本当にかけがえのないことなんですよね。何々フェスに出演!みたいな、ニュースとして特別なこととは違ってね。そういう意味で、まだいろんな景色を見たいなっていうのもあるし。
──うんうん。なるほど。
後藤:でも人生のこと考えると、ずっと「リライト」唄うわけにはいかないから、どうやっていったらいいんだろうな?とは思う。けど、そこまで先のことを今から考えたってしょうがないから、それは棚上げしといて。あとはスピッツとかフー・ファイターズの動向を眺めつつ、ですね……先輩たちが一体いつまでやるのか、と(笑)。そういう人たちを参考にしながら、自分たちの活動や将来を想像できたらいいな、と思っています。
山田:ほんとに先輩方には若々しく、現役の方がいっぱいいるので。自分たちも年齢を感じる瞬間は増えてきてるし、健康も大事だし。でも世の中もまたどうなってくのかというのがあるし。その中でも続けて、まずは歩みを止めないことですよね。あまり理想ばかりというわけにもいかないのかな、という気はしますけど。
後藤:何がやりたいの? 山ちゃんは。
山田:やりたいこと? その都度、絶対出てくるとは思うけど、でも10年先は全然わかんないですね(笑)。でも今回はバッチリ、素晴らしいフェスになったらいいなと思うし、こういうことをバンド発信でするような活動ができてたらいいですね。10年後も。
──わかりました。でも先輩バンドの話が出たけど、今ではアジカンを先輩として見ている下の世代や若いバンドがたくさんいると思うんです。つまり目標とされているわけで、僕としてはそんな人たちの希望の存在であり続けてほしいですね。
後藤:うん。ねえ?
喜多:はい。お酒飲まないほうがいいですね、だったら(笑)。
取材・文◎青木優
撮影◎TOYO
■「MAKUAKE」先行配信

2025年4月30日(水) 先行配信開始
配信リンク:https://kmu.lnk.to/MAKUAKE
■両A面シングル『MAKUAKE / Little Lennon』

2025年5月21日(水) 発売
CD予約リンク:https://kmu.lnk.to/MKLL_CD
【初回生産限定盤[CD+Blu-ray]】
KSCL-3580〜3581 2,420円(税抜2,200円)
※特典Blu-ray:収録内容は後日改めて
【通常盤[CD]】
KSCL-3582 1,100円(税抜1,000円)
▼収録曲 ※初回・通常共通
01. MAKUAKE
02. Little Lennon / 小さなレノン (Born in 1976 ver.)
●購入特典
・Amazon.co.jp:メガジャケ (CDジャケットの24cm×24㎝サイズ)
・楽天ブックス:オリジナルアクリルキーホルダー
・TOWER RECORDS全店(オンライン含む/一部店舗除く):オリジナルジャケットサイズカード
■<ASIAN KUNG-FU GENERATION presents NANO-MUGEN FES. 2025 in JAPAN>

5月31日(土) 神奈川・Kアリーナ横浜
6月01日(日) 神奈川・Kアリーナ横浜
open9:00 / start11:00 / 終演20:30(予定)
▼5/31出演者
ASIAN KUNG-FU GENERATION (JP) / ELLEGARDEN (JP) / SPECIAL OTHERS ACOUSTIC (JP) / ストレイテナー (JP) / VOICE OF BACEPROT (IDN)
▼6/1出演者
ASIAN KUNG-FU GENERATION (JP) / The Adams (IDN) / BECK (US) / くるり (JP) / YeYe (JP)
※主催以下アルファベット順
▼席種
・アリーナスタンディングブロック指定
※ 小学生以下のお子様はアリーナ後方「ファミリーエリア」での観覧となります。
・スタンド指定
・スタンド着席指定
※着席指定席となります。公演中は立ち上がってのご観覧はできません。
・車椅子指定席
※スタンド席常設の車椅子席となります。付き添いの方も当チケットの購入が必要となります。
※アリーナには車椅子エリアの設置はございません。
▼チケット
一般 ¥12,800(税込)
U-23サポート ¥10,800(税込)
※ 3歳以上チケット必要
※ 0歳〜2歳以下のお子様は膝上鑑賞であればチケット不要で入場可。ただし座席が必要な場合は別途チケットをご購入ください。
【イープラス 最終プレオーダー受付】
受付期間:5/2(金)18:00〜5/6(火休)23:59
受付詳細:https://www.nano-mugenfes.com/

■<ASIAN KUNG-FU GENERATION presents NANO-MUGEN FES. 2025 in JAKARTA>
5月24日(土) Ecopark Ancol, Jakarta, INDONESIA
5月25日(日) Ecopark Ancol, Jakarta, INDONESIA
▼5/24出演者
ASIAN KUNG-FU GENERATION (JP) / ELLEGARDEN (JP) / Homecomings (JP) / KANA-BOON (JP)
▼5/25出演者
ASIAN KUNG-FU GENERATION (JP) / BECK (US) / QURULI (JP) / Regallily (JP)
▼チケット
発売日:4月6日13:00 (JKT) / 15:00 (JP)
※出演者情報、公演情報等詳細はNANO-MUGEN FES.オフィシャルサイトにて随時発表
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