【ライヴレポート】清春、ツアー<余る程に楽園>前編終了+後編への予感とバンド時代含むシングルライブラリー公演開催決定も

2026.06.19 21:00

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清春が6月14日、東京・Zepp Shinjukuで<TOUR 天使ノ詩2026「余る程に楽園」>前編のファイナルを飾った。

メジャーデビュー記念日の2月9日を皮切りに13会場18公演におよんだ本ツアーもまた、各地で名場面の数々を生んできたという。当然、この千秋楽で目にする光景も至福のものになることが予想されたが、そんな期待を遥かに超える凄みを清春は我々に見せつけたのだった。

本公演のレポートをお届けする前に、今後の清春の動きを整理しておきたい。まずは<余る程に楽園>ツアーの後編が6月26日の埼玉・ヘブンズロック熊谷VJ-1から12月30日の茨城・水戸ライトハウスまで全14公演の規模で開催される。このツアーは近年訪れることのできていなかった地方を中心に歌いに行くもの。さらには、バンド時代を含むデビューからのシングル曲ライブラリーが届けられる<all time songs library>が、12月19日の京都劇場、1月31日の東京・EXシアター六本木で開催されることも明らかとなっている。この特別な二夜では、ステージのバックにLEDを吊って歌詞とイメージ映像を流すほか、メドレー風に繋がる曲も飛び出すなど、シングルコレクション的な趣向が楽しめるのだそうだ。

このように、余る程に精力的な活動を続けている清春の表現力の源は何なのだろうか。6月14日、ツアー<余る程に楽園>前編ファイナルとなるZepp Shinjukuでのライヴもまた、このカリスマの底知れなさに驚く一夜となった。

定刻の午後5時を15分ほど過ぎた頃に場内が暗転。楽器隊がそれぞれの配置についたのを合図に、清春がオーディエンスの歓声をじっくりと味わいながらステージ中央へと進む。「petty」「confusion」「Wednesday」といったライヴ冒頭の流れを観ただけで、このツアーの充実ぶりが伝わってくる。彼がこれらの曲の退廃感を巧みにコントロールして、フロアを掌握するさまが痛快だ。

今宵、清春をサポートするのは、大橋英之(G)、栗原健(Sax)、加藤エレナ(Pf, Key, Cho)、SATOKO(Dr)という、安定感抜群の面々。さらには、本ツアーの数公演で参加の中村佳嗣(G)も合流した華やかな体制だ。彼らの確かな技量と当意即妙の“返し”がショウの重要な要素のひとつとなっていたことは言うまでもない。

この日の清春は歌唱が好調なうえ、百戦錬磨の彼ならではの絶妙なMCが歌唱同等にフロアを温めていく。“Zepp Shinjukuとクラブ営業” “スーパーマーケットと男性の買い物”などトークテーマはその日の思い付きで決まるそうだが、これらの逸話の面白さを適切に文字化することができないのは残念。これもまた生ライヴならではの醍醐味だろう。

和やかな空気から瞬時に次の曲へと移行し、その“世界”に観客を浸らせる清春の手腕は見事だ。これ程までの切り替えを行える表現者を他に観たことがない。たとえば、本編中盤の「ALICE」「光」と続いたブロックでは、オーディエンスの心の深いところまで降りていくような優しさを感じた。闇と光を行き来する清春とその姿を見つめる観衆。その光景はまさに究極の美だ。

こうしたミディアムチューンによって感情が揺さぶられる一方で、本編終盤に「バラ色の夢」「Feeling High & Satisfied」「SAINT」といった情熱的な楽曲が連発されるのも嬉しい。この時点で開演から2時間半ほどが経過していた。

この日は会場の退館時間という制約があったものの、あくまでもマイペースを貫くのが清春である。アンコールに応えて、再びステージに姿を現わしたのは、清春、加藤エレナ、栗原健の3名だ。加藤のピアノと栗原のサックスが紡ぐ情緒に清春の声が溶け込んでいく。未発表曲「青空暮れてゆく」「楽園」が絶品の空間を作り上げ、最後にエディット・ピアフ「愛の讃歌」のカバーが場内を美しく包む。圧倒的な情景だ。

ここへ中村佳嗣、大橋英之、SATOKOが合流し、アンコールもいよいよ大詰め。今や清春の代表曲のひとつとなった「ETERNAL」などでファンの感情を束ねると、ラストはなくてはならない「HAPPY」が披露された。この曲が至福の着地を決めた頃、時計は午後8時50分を過ぎていた。約4時間近くにわたるタフな公演だが、これが清春の通常運転。何度観ても、その精神と肉体の在り方に感服する。

忘れがたい旅はここでひとつの区切りを迎えたわけだが、早くも6月26日の埼玉・熊谷公演から<TOUR 天使ノ詩2026「余る程に楽園」>の後半戦が始まる。12月30日の茨城・水戸公演まで続くこのツアーでも、清春は至上のパフォーマンスを更新していくのだろう。

また清春は、黒夢としても<THE PERFECT DAYS TO DIE -ザ パーフェクト デイズ トゥ ダイ->なるタイトルを掲げた公演を控えている。これは、7月17日から19日にかけてTOYOTA ARENA TOKYOで開催される3DAYS公演に加え、9月6日の東京ガーデンシアター公演といった全4公演で行われるもの。全日程が見逃せないステージとなりそうだ。

清春はステージ中央へと歩み出た瞬間、完全に場を支配する。そんなスリリングな空気に一日でも多く包まれていたいものだ。

取材・文◎志村つくね
撮影◎石井麻木

 

■<清春 TOUR 天使の詩 2026『余る程に楽園』>
08月01日(土) 東京・新宿ReNY
08月02日(日) 東京・新宿ReNY
08月08日(土) 秋田 CLUBSWINDLE
08月09日(日) 青森 Quarter
08月21日(金) 東京・代官山UNiT
09月16日(水) 東京・BLAZE GOTANDA
10月10日(土) 香川・高松DIME
10月11日(日) 徳島 club GRINDHOUSE
11月21日(土) 福島・郡山HIPSHOT JAPAN
11月22日(日) 山形 SESSION
12月29日(火) 茨城・水戸LIGHTHOUSE
12月30日(水) 茨城・水戸LIGHTHOUSE
受付URL:https://l-tike.com/concert/mevent/?mid=375932

 

■<all time songs library 1994-2026>
2026年12月19日(土) 京都劇場
2027年01月31日(日) 東京・EX THEATER ROPPONGI

 

初回限定盤
通常盤

■黒夢セルフカバーアルバム『CORKSCREW 2026』
2026年7月15日発売
【初回限定盤(CD+Blu-ray)】
YCCW‐10435/B 7,700円(税抜7,000円)
※スリーブ仕様
詳細:https://www.yamahamusic.co.jp/s/ymc/discography/1220
【通常盤(CD)】
YCCW‐10436 3,850円(税抜3,500円)
詳細:https://www.yamahamusic.co.jp/s/ymc/discography/1221
▼Disc-1(CD) 全12曲収録 ※初回限定盤・通常盤共通
01.MASTURBATING SMILE
02.FASTER BEAT
03.SPOON & CAFFEINE
04.後遺症 -aftereffect-
05.CANDY
06.少年
07.ROCK’N’ROLL
08.HELLO, CP ISOLATION
09.YA-YA-YA!
10.MARIA
11.LAST PLEASURE
12.I HATE YOUR POPSTAR LIFE 2026 mix〔bonus track〕
▼Disc-2(Blu-ray)収録内容 ※初回限定盤
01.「少年」Music Video
02.「少年」Music Video Making Movie
03.黒夢Zepp TOUR CORKSCREW 2025 ドキュメント Part.2

 

初回限定盤
通常盤

■黒夢セルフカバーアルバム『Drug TReatment 2026』
2026年7月15日発売
【初回限定盤(CD+Blu-ray)】
YCCW‐10433/B 7,700円(税抜7,000円)
※スリーブ仕様
詳細:https://www.yamahamusic.co.jp/s/ymc/discography/1218
【通常盤(CD)】
YCCW‐10434 3,850円(税抜3,500円)
詳細:https://www.yamahamusic.co.jp/s/ymc/discography/1219
▼Disc-1(CD) 全12曲収録 ※初回限定盤・通常盤共通
01.MIND BREAKER
02.DRIVE
03.C.Y.HEAD
04.CAN’T SEE YARD
05.DISTRACTION
06.Spray
07.NITE & DAY
08.Sick
09.NEEDLESS
10.Like@Angel
11.BAD SPEED PLAY
12.13 new ache 2026 mix〔bonus track〕
▼Disc-2(Blu-ray)収録内容 ※初回限定盤
01.「NEEDLESS」Music Video
02.「NEEDLESS」Music Video Making Movie
03.黒夢Zepp TOUR CORKSCREW 2025 DOCUMENT Part.1

 

●黒夢セルフカバーアルバム先着特典情報
詳細:https://www.yamahamusic.co.jp/s/ymc/news/detail/1632
①タワーレコード(先着特典+限定特典)
1.先着特典:『CORKSCREW 2026』『Drug TReatment 2026』オリジナル缶バッジ
2.『CORKSCREW 2026』と『Drug TReatment 2026』の初回限定盤2枚同時予約 / 購入対象 限定特典:「ラバー・キーホルダー」*完全数量限定
▼対象店舗
全国のタワーレコード、タワーレコードオンライン(EC)
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1.限定特典:『CORKSCREW 2026』『Drug TReatment 2026』メガジャケット    
2.『CORKSCREW 2026』『Drug TReatment 2026』クリアファイル(A4サイズ)
③全国CDショップ共通特典
『CORKSCREW 2026』『Drug TReatment 2026』クリアファイル(A4サイズ)
▼対象店舗
HMV&BOOKS、新星堂などの全国のCDショップ、楽天BOOKS、セブンネットショッピングなどのWEBサイト、ヨドバシカメラなどCDや音楽映像ソフトを販売する家電量販店や書籍店、ライブ会場CD販売など。

 

■黒夢 <THE PERFECT DAYS TO DIE -ザ パーフェクト デイズ トゥ ダイ->
7月17日(金) 東京・TOYOTA ARENA TOKYO
7月18日(土) 東京・TOYOTA ARENA TOKYO
7月19日(日) 東京・TOYOTA ARENA TOKYO
9月06日(日) 東京・GARDEN THEATER