【レポート】SO-SO、Tani Yuukiやこっちのけんと等をゲストに迎えたツアーファイナルで山手線内回りのサウンドジャーニー

ヒューマンビートボクサー世界王者にして、DJや音楽プロデューサーなど活動の場を広げるマルチアーティストSO-SOが4月8日、東京・豊洲PITにて自身初のジャパンツアー<SO-SO SPINS TOKYO JAPAN TOUR 2026>のファイナル公演を開催した。同公演のオフィシャルレポートをお届けしたい。
ツアータイトルの<SPINS TOKYO>は、2025年4月に発表した“JR山手線を音で旅するサウンドプロジェクト”に由来するもの。同沿線の全30駅を独自の着想で楽曲化した同名のコンセプトアルバム『SO-SO SPINS TOKYO』は世界最高峰の広告コンクール『The Clio Awards』のミュージック部門で金賞を受賞した。


世界的な高評価を獲得したアルバムが生身を晒す場がライブとなる。会場にはオープン前から多くのファンが駆けつけるなど大きな期待が高まる中、SO-SOはアルバムコンセプトよろしく車掌を模したオリジナルスタイルでステージに登場した。そしてライブは、アルバム1曲目でありリード曲の『TOKYO』からスタート。アイロニックなリリックとは裏腹の都会的かつ軽快なサウンドで序盤からオーディエンスを踊らせつつ、フロアを扇動していくなど、のっけからステージ巧者ぶりを発揮。
セットリストはアルバムと同様、“東京〜神田〜秋葉原”と山手線内回りのサウンドジャーニーへ。それぞれの駅をイメージして制作されたカラフルな楽曲が次々と展開されていく。例えば、“秋葉原”はハードな中にキャッチーなメイドカフェのヴォイスサンプル、“田端”は語呂や語感の良さを活かして“たば・たば・たば……”のサンプルループなど、趣向を凝らしたサウンドでオーディエンスを魅了した。


さらに、観客を楽しませることに長けた策士SO-SOらしく随所に様々な仕掛けも。“御徒町”では1人目のゲストRofuのFugaが登場したほか、“上野〜鶯谷”にかけては楽曲「Error Sound」でヒューマンビートボックスを存分に見せつけ、ヘヴィな「ULBO」でオーディエンスは全員ハンズアップ。
また、“日暮里〜西日暮里”間では「Unknown Language (NISHI NIPPORI Mashup)」「Yeah Yeah Pow Pow」とつなぎ、強烈なサウンドが響きわたる中でステージ上を縦横無尽に駆け巡るSO-SO。“田端〜駒込”を経て、“巣鴨〜大塚〜池袋”ではスプリングチューンにして哀愁と多幸感溢れる「Sakura」をマッシュアップし、メロディックな「Surround」へ。そして“目白〜高田馬場”で一時停車した。


衣装チェンジを経て、再びステージへと登場したSO-SOは、人気曲「This Is 8bit」「Crazy Drive」を投入。脅威なヒューマンビートボックスとテクノロジーの融合をはじめ、ループステーションやボーカルエフェクターを使って音像を有機的かつ破壊的に積み上げていく唯一無二のエンターテインメントにオーディエンスは拍手喝采、この日一番の盛り上がりをみせた。
MCタイムに続いて、山手線ジャーニーは“新大久保”からリスタート。“新宿〜代々木〜原宿”とハードなサウンドが飛び交い、「2022」「2025」とSO-SOのライフワーク“西暦シリーズ”リレーで自身の変化と進化を垣間見せつつ、「2026」で最新モードを表現。アンビバレントな8bitチューン「Higher」、破壊力抜群の「Hakai 2.0」で懐の広さを見せつける。

“渋谷”で再び軽いMCを挟み、ここからゲスト陣が続々登場していく。まずは、シンガーソングライターTani Yuukiの優しい歌声とSO-SOのヒューマンビートボックスが絶妙に絡み合う「W/X/Y SO-SO Remix ver.」、そして「Loop Line (feat. Tani Yuuki)」でTaniが熱唱を聴かせた。
続いて、Fuma no KTRを迎えてパワフルな「Fact Check」、Red EyeとACE COOLを迎えてベースとヒップホップが高次元で融合した「Bass Ninja」へ。さらに、こっちのけんととの完全パーティ仕様の「はいよろこんで (SO-SO Remix)」がフロアのテンションを最高潮に押し上げた。この日、最大のサプライズはシークレットゲストとしてOZworldが登場し、「Gear 5 (SO-SO Remix)」を披露。SO-SOのライブの定番「SO-SO Exercise」ではゲスト全員で踊る場面もあった。






怒涛のゲストコーナーを終えると、山手線ジャーニーも佳境へ。洗練された街“恵比寿〜目黒”間を駆け抜け、“五反田〜大崎”、そして“品川”ではディープな未発表曲を披露するなどサービス精神満点だ。新駅“高輪ゲートウェイ”では「Reincarnation」のマッシュアップ。“田町〜浜松町〜新橋”を「Running Man」とともに疾走し、いよいよ終着点“有楽町”へ。
映像を含め常に様々な仕掛けが施され、一瞬たりとも飽きさせない見事なストーリーテリング。そして何より、一人でラップトップを駆使して絶えずヒューマンビートボックスで盛り上げ、さらには歌って踊るなど、2時間フルスロットルで走り続けたSO-SOの山手線一周旅行は万感のフィナーレを迎えた。


しかし、これだけでは終わらない。ラストは代表曲にして出世作の最新バージョン「Interview 3.1」。再びフロアは最高潮を迎え、SO-SO最大の挑戦は幕を閉じた。
自身初のジャパンツアーであり、この日は過去最大規模のワンマン公演とあって、そのプレッシャーはひとしおだったに違いない。しかし、ビートボックス、DJ、ループステーションを使って完遂した至高の音楽体験に、会場中の誰もが笑顔だった。

■<SO-SO SPINS TOKYO JAPAN TOUR 2026>
4月8日(水) 東京・豊洲PIT
open18:00 / start19:00
▼GUEST ARTIST
こっちのけんと / Tani Yuuki / Red Eye / ACE COOL / Fuma no KTR / Fuga (順不同、敬称略)
イベントオフィシャルサイト:https://www.creativeman.co.jp/event/so-so26/
主催・企画:COCO Gallery / クリエイティブマンプロダクション
制作:クリエイティブマンプロダクション
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◆SO-SO オフィシャルX







