【ライブレポート】鞘師里保、真っ赤な情熱で魅せた<Too much!>東京公演

2025.08.15 19:00

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8月9日、鞘師里保が渋谷duo MUSIC EXCHANGEで行った全国ツアー<RIHO SAYASHI 5th Tour 2025 Too much!>東京公演の模様をお届けする。自身最大規模となる全9都市を巡るツアーはまだ開催中だが、渋谷での一夜は最も熱狂的な夜だったと言える。

今回のツアーでは開演前から少し“Too much!”な仕掛けでファンを迎えた。この会場のためだけに作られたオリジナルラジオ番組「Too much scramble」をオンエア。90年代~2000年代の時代感を意識し、DJ RihoRihoがパーソナリティを務め、軽快なトークと選曲で観客を最新EP『Too much!』の世界観へ引き込んだ。

暗転とともにフロアからどよめきが起こる。DJ Chibichaelがステージに現れ、OPENING SEがラジオの熱を引き継ぐように響く。「What‘s up Tokyo!Too much ライブ始まるよ! ダンサーズカモン!」の声とともに鞘師が登場。1曲目はニューEP収録のアッパーチューン「転生Chu☆」。続く「ラッセ!」でも歓声が渋谷の夜を揺らす。

「Stupid」では華やかさから一転、成熟したソロアーティストとしての余裕と深みを見せる。「アイセヨイマヲ」ではダンサーとのクールかつエモーショナルなフォーメーションダンスで魅了。「MARGE」はしっとりとしたギターイントロから始まり、サビで爆発的な一体感を生み、そのまま「paradise」へと繋げた。観客と手を振り合い、アイロニカルな歌詞も楽しげに歌い、今の鞘師らしいクールさと痛快さを見せた。

MCでは「暑い夏ですので、涼しい曲を」と新曲「ゆらり」を披露。「SHINE」ではジャケットを脱ぎ真っ赤なトップス姿に。「27yo」では共同作詞者yacco(DURDN)と共に“今の幸せな自分”を描いたことを語った。さらに「ソロデビュー以来、自分からあえて発信してこなかった“赤”のイメージに向き合い、今こそ自分の赤の歴史の先頭に立てる」と宣言し「Super Red」を熱唱。真っ赤なライティングの中、力強いパフォーマンスを見せた。

本編ラストは新曲「beyond」。ソロデビューからの歴史を振り返る歌に、観客もタオルを振って応えた。アンコールでは「Hi(gh) Life」、そして再び「Super Red」。本編とは違う遊び心ある演出でステージを駆け回り、客席の隅々まで手を振った。サビでは観客のコールも加わり、この日最高潮の盛り上がりで終演を迎えた。

ツアーは後半戦へ。会場でこの“Too much!”な夜を体感してほしい。

写真◎Ray Otabe

【RIHO SAYASHI 5th Live Tour 2025 Too much!】東京公演

2025年8月9日(土)
開場 16:30/開演 17:00
会場:東京・duo MUSIC EXCHANGE

【RIHO SAYASHI 5th Live Tour 2025】公演情報

7月27日(日) 仙台darwin(宮城)
8月2日(土) ペニーレーン24(北海道)
8月6日(水) Yogibo META VALLEY(大阪)
8月8日(金) SPADE BOX(愛知)
8月9日(土) duo MUSIC EXCHANGE(東京)
8月23日(土) 熊本B.9 V2(熊本)
8月24日(日) DRUM Be-1(福岡)
8月30日(土) REDSUN(石川)
9月6日(土) LIVE VANQUISH(広島)