【ライブレポート】OCTPATH、個性のフルコースでおもてなしする<Showcase 2025~à la carte~>

2025.07.14 14:56

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結成3年⽬を迎えたOCTPATHが、7月10日に Zepp Hanedaにて<OCTPATH Showcase 2025 〜à la carte〜>を開催した。オフィシャルからのレポートをお届けする。

◆ライブ写真(22枚)

今回のライブは、個々の魅⼒が際⽴つソロパフォーマンスを軸に、8⼈が交わる瞬間の美しさを描くというコンセプチュアルな構成に。メンバーそれぞれが個性豊かな⼀⽫となり、フルコースへと昇華するというライブだからこそ、会場は上品なレストランをイメージ。”お客様なりのオシャレ”というドレスコードまで設定したこだわりようだ。このドレスコードを守ったTHmeはそれぞれがかわいらしく、美しく、そしてカッコよく着飾り、8⼈の登場を待った。

ゴージャスで上品なステージに、8⼈はブラックスーツに⾚いマントをなびかせたクラシカルなスタイルで登場し、「Like」からスタート。この⽇は⻄島が怪我のため、椅⼦での参加となったが、この曲の椅⼦を上⼿く使ったパフォーマンスがうまく重なり合い、いつものはつらつとした「Like」とはまた違った雰囲気で世界観を作り上げていく。

華麗さと耽美さが同居する「Hot Thoughts」では指先まで感情を這わせた揃ったダンスで魅せたかと思えば、古瀬が「Welcome the<OCTPATH Showcase 2025 〜à la carte〜>! 盛り上がってください!」と煽り、⼤きな歓声が上がると、「Showtime」のコール&レスポンスで会場は⼀気にひとつに。ステージのビジョンに映し出された8⼈それぞれの表情は、本当に楽しそうで嬉しそうで、THme(ファンネーム)に会えた幸せがあふれ出ている。栗⽥が「THme!愛してる!!」と全⼒で愛を伝え、その後もペンライトが激しく、⾼く振れ、会場はどんどん温度を上げていく。激しいパフォーマンスになびくマントさえも振り付けの⼀部のように美しく舞っていた。

クラップから始まり、全員の名前を呼ぶイントロから⼀気に盛り上がる「Present」では、ガラッと空気が変わり、⼩堀が「皆さん⼀緒に!」と煽りアイソレをするシーンも。途中に海帆が⻄島をエスコートしたり、コミカルな振りなどを楽しむ姿に、THmeは⾃然と笑顔に染まっていく。彼らの楽しませようという気持ちが、ライブを重ねるごとに強くなっていくことを感じる瞬間だった。

⾃⼰紹介のMCでは、レストランという設定を守り⻄島の⾳頭で乾杯をし、このライブのメインディッシュであるソロコーナーに。トップバッターを飾ったのは海帆。天井から真っ⽩い幕が下り、そこに海帆の影が映し出され、美しいダンスが繰り広げられていく。その幕が落ち、吊り下げられたマイクを⼿にすると、⾃作の鋭利な⾼速ラップで想いを届け、その後はさらに激しいアクロバティックなダンスで魅せ、颯爽と去っていく。圧倒的なパフォーマンスに⾒えたものの、海帆いわく、実は半分ほどアドリブだったという暴露も。そうは思えない程のクオリティのダンスで湧かせていた。

そのパフォーマンスに圧倒されていると、緩やかな空気をまとった⾼橋がアコースティックギターを登場。実は⾼橋は、このライブツアーが決まってから、ギターを買い、練習した正真正銘の初⼼者。にもかかわらず、ギター⼀本で「恋に落ちて -Fall in love-」を弾き語りで披露。「THmeの前でギターを弾けて本当に幸せだなって思います。THmeが原動⼒なので、これからもそばにいてください」と愛を伝え、⼀⾳⼀⾳、聴き⼿に落とし込むように歌い上げた。古瀬によると、リハーサルの最中、⽔を飲む数分でさえもギターの練習をしていたという⾼橋。その練習が実ったステージを魅せた。

ステージで⼤きなソファに座った太⽥は、川崎鷹也の「君の為のキミノウタ」を熱唱。語り掛けるような歌詞を、しっかりと届けようと、情緒たっぷりに歌い上げていく。曲の世界にTHmeをしっかりと連れ込んだからこそ、息をのむように聴くTHmeの姿が印象的だ。彼の武器である表現⼒で会場中を魅了した瞬間だった。

そして、四⾕はすでにYouTubeで公開していた作詞作曲、アレンジまでもこなした「むちゅー♡あいどる」を披露。アニメのMVと⼀緒の⾐装を着た四⾕が「こっから⼀緒に声を出してくれますか⁉」と登場すると、⼤きな歓声が上がり、完璧なコールと⼝上で会場はひとつに!ここにいる全員がこの楽曲に“むちゅー”に。他のメンバーもものすごい盛り上がりに⾃分の事のように喜んでいた。

⼩堀はDJに挑戦。⼀気にクラブに変化したフロアが湧き「Lip Service」からOWVの「What you waitinʼ for」と曲を繋ぐと、海帆、太⽥、⾼橋が加勢し激しいダンスを披露。さらに会場が湧き、⼤きな歓声で包まれた。その後、機材トラブルがありながらも、THmeのコールに助けられ、最後は⼩堀が作った「SWEET」のKAWAII Remixでさらに⼀体に。トラブルに頭を抱えながらも「次、またリベンジします!」と意気込んだ。

⻄島はサングラスをかけて登場し、低く深い声でHIP HOPの「Blue」と「Kick Back」を披露。⻄島の声が活かされた、⼒強く、メロウなフロウで視線を集めた。OCTPATHのラップとはまた違ったラップで輝く声に、さらなる可能性を感じた⼈も多いはずだ。リハ中、メンバーがラップを覚えてくれて歌ってくれたことも報告。

古瀬は、幼少期に「帰りたくなったよ」を歌う映像が流れ、それにインスパイアを受けた⾐装を着て、歌い上げていく。夢を追い始めたころの⾃分を⾒つめながら、夢を叶え、さらなる⼤きな夢を追いかける古瀬の姿が⼀緒に映し出されていく。「⼤⼈になってから変わったところもあるけれど、ただ歌うことが好きな少年は今もずっと僕の中にいて、変わらない夢をいまも必死に追いかけています。この曲はあの少年に帰らせてくれる⼤切な曲です」と伝え、THmeの涙腺を刺激。

その後、海帆がピンクにデコレーションされた⼤きなボックスをステージに運び⼊れると、そこからHARAJUKU KAWAIIをド直球に表現した栗⽥が登場!しなこワールドをリスペクトした“くりたver.”の「くりたワールド」を全⼒でパフォーマンス!その⾼いエンターテイメント能⼒でTHmeを思い切り楽しませた。

この⽇、8⼈のパフォーマンスでは、マイクスタンドで「⾬」を披露。1⼈ひとりがしっかりと歌声を聴かせていく。ダンスパフォーマンスだけでなく、歌声だけでもしっかりと気持ちを届けられることを証明。さらにこの公演では「Hands Up」を初披露。めまぐるしく変化していくダンスは、古瀬、海帆、そして太⽥によるもの。3⼈が分担して作ったというダンスは、それぞれの個性が⾊濃く出ていてとても楽しい。

ラストスパートは「Everlasting」「Carnival」「WAKEUP」など、激しくたたみかけるような圧倒的なパフォーマンスで魅了。それぞれが限界を決めることのない、気迫を感じるパフォーマンスは、ライブを重ねるごとに磨かれていくことを実感することができる。まだまだ成⻑することを確信させてくれた瞬間だった。

アンコールでは10月29日にハロウィン企画イベント<OCTPATH HALLOWEEN NIGHT 2025 〜トリック・オア・トリート〜>を開催することを発表。さらにこの⽇にはグループ初のアリーナ単独公演<SPARKLE>の映像も発売することを発表した。

最後に⻄島は、「今回は椅⼦に座っての参加でしたが、みんながアイコンタクトを取ってくれて、すごく嬉しくて、早く踊りたいなって思いました。早く怪我を治して踊れるように頑張るのでもうちょっと待っていてください!」と話し、⼩堀は「今⽇の機材トラブルも、今年、全国ツアーができるレベルに達していない事実も悔しかったんですが、この悔しさをバネにして、駆け抜けていきたいと思います!」と決意表明。栗⽥は想いを⼿紙にしたため、「僕は毎回THmeに会うのが最後かもしれないと考えて、全部出し切ろうって思うようにしています」「未来も過去も全部⼤切だけど、いま、⼤好きなTHmeと過ごせていることが幸せです。あなたの⼈⽣のなかにOCTPATHがいることが幸せです」と全⼒で愛を伝えた。古瀬は最後に涙ぐみながら「また8⼈とTHmeのことがもっと⼤好きになりました!」と話し、より愛を深めた。

つねに全⼒で、ストイックに、そして時にコミカルにTHmeへの想いを伝えてくれるOCTPATH。この⽇もそれぞれの想いを、OCTPATHとして、そしてソロパフォーマンスという極上の絶品料理にしたため、THmeが味わって受け取った、あらたな想い出の1ページが刻まれた⼀夜だった。

⽂◎吉⽥可奈
撮影◎冨⽥ 味我、⼩境勝⺒

©YOSHIMOTO UNIVERSAL TUNES.

セットリスト<OCTPATH Showcase 2025〜à la carte〜>

1​. Like
2​. Hot Thoughts
3​. Showtime
4​. Present
5​. Hamburg(海帆オリジナル)
6​. 恋に落ちて -Fall in love-(⾼橋わたるcover)
7​. 君の為のキミノウタ(太⽥駿静cover)
8​. むちゅー♡あいどる (四⾕真佑オリジナル)
9​. ⾬
10​. All Day All Night
11​. DJ TIME【Lip Service〜What you waitin’ for/OWV〜Showtime〜Sweet】(⼩堀柊ソロステージ)
12​. Blue / Kick Back(⻄島蓮汰cover)
13​. 帰りたくなったよ(古瀬直輝cover)
14​. くりたワールド(栗⽥航兵cover)
15​. Hands Up
16​. Everlasting
17​. Carnival
18​. Lip Service
19​. WAKE UP
EC 1​. また夏に帰ろう
EC 2​. Highway
EC 3​. Best Shot (⽻⽥公演のみ)

ライブ情報

<⼤阪・関⻄万博開催記念 Survive FES>
⽇時:2025年7月26日(⼟)OPEN 14:00 / START 16:00 2025年7月27日(⽇)OPEN 14:00 / START 16:00
会場:万博記念公園もみじ川芝⽣広場
https://octpath-official.com/news/detail/1736

<コカ・コーラ SUMMER FES ⾳楽 LIVE>
⽇時:2025年8月2日(⼟) OPEN 14:00 / START 15:00
会場:コカ・コーラ SUMMER FES LIVE アリーナ (六本⽊ヒルズアリーナ) https://octpath-official.com/news/detail/1780

<もりちゃんずフットボールフェス 2025>
⽇時:2025年8月17日(⽇)OPEN 12:00 / START 13:00
会場:アリーナ⽴川⽴⾶
https://octpath-official.com/news/detail/1731

<CITY GARDEN 2025>※海帆 出演
⽇時:2025年10月18日(⼟)OPEN 13:00 / START 14:00
会場:豊洲 PIT
https://octpath-official.com/news/detail/1797

<OCTPATH HALLOWEEN NIGHT 2025〜トリック・オア・トリート〜>
日時:2025年10月29日(⽔)OPEN 17:30 / START 18:30
会場:ニッショーホール
https://octpath-official.com/news/detail/1782

<OWV・OCTPATH MASHUP LIVE 2025 “TWO THRONE”>
日時:2025年12月13日(⼟)、12月14日(⽇)
会場:YOKOHAMA BUNTAI
【Day1】OCTPATH –GRACE
12月13日(⼟)OPEN 16:00 / START 17:00
【Day2】OWV –FORCE
12月14日(⽇)OPEN 14:00 / START 15:00

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