「ハリケーン・リリ,ボストン・マリ」 特集 INTERVIEW編
――それぞれどう考えてるのか聞かせてもらえる?
西島:僕は、この主人公が過ごした一日が歌詞になってると思ったんですよ。朝一日が始まって、最後に出てくるUFOというのは明日のことなのかなって。未知な世界が待っているっていう意味合いで。
日高:俺は生きるってことがテーマかなぁって。何もかもが精一杯生きてる。極めつけにはエディ・コクラン。サビも“誰も君のようには笑わない 誰も君のようには泣かない”、君自身でいいんだ、それぞれががんばって生きているんだっていうのが根本にあるのかなって。
伊藤:私はですね……ある人が、ある人に向けて歌っている恋の歌のように感じました。私で言えば、男の人が私のために歌ってくれているような。そんなに無理して化粧することもないし、君という人間はひとりしかいないんだよって言ってくれているような、そんなメッセージを感じましたね。
――3人の意見を聞くと、全部に“そうだよなー”って思えてくる。七色の意味を持った歌だね。
日高:今回は僕らがフィルターの役割をしているのかなぁって思うんですよ。真島さんがくださった曲を、AAAっていうフィルターを一回通したらこういう風になりました! って。
西島:歌っててもまだ答えはいろいろあるなぁって思えるんですよ。歌うときの気持ちによっても変わりそうな曲なので、ライヴで歌っていくのが楽しみなんですよ。
――カップリングには「BLOOD on FIRE」のライヴバージョンが収録されてますけど、これからの全国ツアーに行きたくなるような選曲ですね。
日高:ライヴに来られなかった人は、この1曲でライヴ気分になれるかもね。やっぱりライヴあってのAAAなんで、ライヴバージョンはこれからも入れていきたいと思ってるんですよ。
――ツアーの予告みたいでもあるね。
西島:ですね。ツアーですよ! 行ったことのない土地で、会ったことのないお客さんに会えるのはうれしいですよね。これがAAAなんだってことがわかってもらえると思うんで、たくさんの人に見てほしいですね。夏にはa-nationもありますしねー。6月のツアーはもちろん、この夏は楽しみなことがたくさんあります。
伊藤:何回見ても“スゴイね”って言われるライヴをしたいと思います。
取材・文●大橋美貴子
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