▼DOGS DIE IN HOT CARSのライヴレポートも読める! NANO MUGEN FES.2005の特集はこちら | リー:僕ら、90’sのアメリカのオルタナティヴ・ロックには本当に影響されてるよ。スマッシング・パンプキンズやサウンドガーデンとか。
ローレンス・デイヴィー(Dr):レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンの初期もね。
クレイグ:それと同時にニック・ドレイクやキャット・スティーヴンスみたいな、静かなシンガー・ソングライターにも影響を受けている。僕らのアルバム名にもあるように、僕らは『Please Describe Yourself』(自分を表現してみなさい)というのを、理屈じゃなくて実際に音でやってるんだ。
──じゃあ、“ニュー・ウェイヴ・リヴァイバリスト”みたいな形で、最近出て来るバンドと十把一からげにされるのは嫌ですよね。
クレイグ:面白いことではないよね。人はとかくカテゴライズして物を考える習性があるから理解はできるけど。
──では、最近のバンドで好きな人たちは?
リー:カイザー・チーフス。
ローレンス:フューチャーヘッズだね。
──あなたたちはアメリカでも高い評価を受けてますね。今のUKの新人の中では、幸先が良い方だと思うのですが、アメリカ進出への関心は?
クレイグ:アメリカでツアーがウケたのはうれしいけど、そこに限らず、世界中の人に僕らのCDやライヴを届けたいね。レコードが何枚売れるとかは関係なく。
ローレンス:アメリカだけで、何十公演もやって疲れ果てるよりは、そっちの方がいいな。
──あなたたちはグラスゴー出身のバンドということでも知られてますよね。日本では、グラスゴーと言うのはUKロックやインディ・ロックのファンのステータスですよ。
クレイグ:実際、そう考える人は多いよ。僕らはスコットランドに住めば近くの大都市のエジンバラにも行けて便利だったからそうやってたんだけど。音楽シーンに関して言うと、どこのシーンもそうであるように面白いのはトップにあるいくつかのものだけだよ。
──フランツ・フェルディナンドやベル&セバスチャンみたいな世界的なアクトもいますね。
クレイグ:地元民としては彼らがあんな風にビッグなのには驚くよ。
──では、今日のショウ、期待してます。あと、単独のジャパン・ツアーももちろん。
クレイグ:ありがとう! 単独来日は僕らも心から願ってる。今、2ndアルバムをレコーディング中で、来年の頭ぐらいには出せると思うから楽しみにしていて欲しいな!
取材・文●沢田太陽 |